COMP-54 mk3は、シングルチャンネルのビンテージスタイル・コンプレッサーです。シグナルパスにはビンテージ機器同様にディスクリートのコンポーネントのみを使用しています。入力と出力はトランスフォーマー・バランス構成で、さらに3つめのインターステージ・トランスフォーマーを搭載した贅沢なクラスA回路設計となっています。
1969年に設計されたNEVE2254が持つスムースでスィートなクラシックサウンドを可能な限り再現した普遍的なサウンドが最大の魅力です。
EQ-73などのイコライザーユニット(別売)をシグナルパスにインサートする事も可能であり、Golden Age Project製のプリアンプ、EQ、コンプレッサーで構成されるチャンネルを組む事が容易です。
* mk2とmk3バージョンの違いは以下の通りです。
1.より頑丈で信頼性の高いロータリースイッチ
2.操作性の向上した新しいノブ
3. GAP EQユニット(EQ-73)用のインサートポイントがメイクアップゲインの直前に変更されました。これによりSNが向上しています。
近代的なデザインのICを中心に据えたインテグレートデザインのサウンドより、COMP-54のようなクラシックで本物の回路構成は素晴らしいキャラクターと質感を持っています。いまだに多くのレコーディングでビンテージNEVEが使用されているのには正しい理由があるのです。それはその美しいアナログサウンドが普遍的なものだからです。 COMP-54では1969年に設計されたクラシックNEVE 2254コンプレッサーと同じクラスAサーキットを採用しています。NEVE2254の個性的なサウンドは発表と同時に瞬く間に業界のスタンダードなサウンドとなりました。音楽的で温かく、スムースなサウンドを持つ最高のコンプレッションサウンドが魅力です。 定番のもつ安定感のある贅沢なアナログサウンドをお求めやすい価格で提供します。 信号はまず最初に入力トランスに入り、ダンピングネットワークとダイオードブリッジを通過します。ここでゲインリダクションが行われます。続いてバランスFETトランジスタステージを通過し、サイドチェイン回路とトランジスタゲインステージのためのインターステージトランスフォーマーに辿り着きます。 信号は最後にアウトプットステージに入ります。アウトプットステージは3つのトランジスタでシンプルに構成され。その最後には2N3055パワートランジスタをクラスAで動作させ出力トランスをドライブさせています。 COMP-54ではICを使用したインテグレートサーキットに比べ、驚くほど最小のアクティブ・エレメンツで回路を構成しており、圧倒的なサウンドのアドバンテージを確保しています。音楽的な美しい倍音成分やアナログならではのマジックに満ちたサウンドを聴けば、いかに現代のデジタルレコーディングにこのビンテージサウンドが必要かが理解できるはずです。
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