Carl Martinがペダルエフェクトに参入した際に最初のモデルとしてリリースされた、ProシリーズCompressor/Limiterの系譜を継ぐペダルです。
しかしながら現代のペダルボードには大きすぎるということもあり、SシリーズのCompressor/Limiterとして前モデルが2019年に発売開始されました。
シンプルに使えるように、スレッショルドとレスポンスの設定は工場出荷時に固定。コンプレッションとレベルコントロールだけのシンプルな仕様となっていました。
今回登場するこのHoney Compではさらに進化。Dry/Wetのバランスを取る“ドライ”ノブを追加することにより、エフェクトのパラレル処理が可能になっています。
まさにスタジオ作業で行われるテクニックですが、これを小さなペダルで可能にしています。これにより、コンプレッションを付加することにより失われたダイナミクスも、原音信号を活かすことで復活できます。
また内部にはCarl Martinが独自に開発したDC/DC コンバーター回路が組み込まれており、これにより通常の 9V/200mAのACアダプターを使っても、内部電源は±12Vで動作。かつてのPROシリーズのコンプレッサーと同じ音質とヘッドルームを実現してます。
Honey Compは、前身モデルであるComp Limiter と同じで、グレーのアルマイト仕上げ、フットプリント、そしてコンプレッションコントロールとレベルコントロールを備えたシンプルで使いやすいモデルとなっています。
さらにCarl Martin はこのHoney Compで3つのノブにし、並列処理を可能にするDry ボリュームを追加しました。
Parallel Processing はスタジオのテクニックで、かなり圧縮され、一部のダイナミクスが失われた信号 に対し、それらのダイナミクスを置き換えるドライ 信号を足して、ギターに立体感を与え、ギターにダイナミクス加えます。
Honey Compでは、3 つのノブを使用することでコンプレッション信号とドライ信号のバランスをすばやく効率的に調整して、スタジオクオリティのようなサウンドを実現できます。
また電源周りには、Carl Martin が開発した特別な DC/DC コンバーター回路が組み込まれています。
これにより、通常の 9V DC 200mA 外部電源を使用して、”Classic” Compressor Limiter と同じ音質とヘッドルームを維持するために必要な内部 +-12V でペダルを動作させることができます。