多様化するスタイルに呼応するモバイルリファレンス
Reference In Ear Monitor
30th Keep Evolving をテーマに、創業30年を迎える株式会社メディア・インテグレーションと、IEMの新時代を切り開く須山補聴器ブランドFitEar がコラボレーションしたAnniversary Model。多様化するモニタリングのスタイルに呼応するためのモバイルリファレンスを形にしました。両社の協力によって生まれた『SP-IEM7』では独自の音響フィルターを採用。Fitearがもつ豊富な経験と、制作市場を30年支えたメディア・インテグレーションによるチューニングを重ねることで、理想とするリファレンスサウンドを実現しました。
さらに『SP-IEM7』ではクロスオーバーポイントを減らした2way構造をあえて採用し、低域を1ユニットにカバーさせることで濁りのない明瞭なサウンドを再現しています。音楽をなるべく分割せずクリアに再生することを一つのテーマに、BAユニット性能とのバランスを突き詰めたユニット構成は『SP-IEM7』が持つもう一つの特徴といえます。
音楽を分割せず表現する
2way・2unit・4Driver構成の構成にバランスドアーマチュア型ドライバー4基を配置。4つのドライバーを2つのユニットとして構成、一つのユニットにはなるべく幅広い帯域を担当させ、足りない部分をもう一つのユニットが補うことで、音楽を帯域ごとに分割することなく再現し、スムースで自然な音を提供。
独自の音響フィルターチューニング
RockoN * Fitearモデル最大の特徴は、各ユニットから伸びるサウンドポート(音の通り道)に設置された音響フィルターによるアコースティックチューニング。各ユニットから出てきた音に対して微調整を施すことで、理想とするリファレンスサウンドを実現します。
独自設計の「オーバルホーンステム」
一般的に人の耳型は縦方向の楕円形となっています。オーバルホーンステムではステムの断面形状の縦長の楕円にする事でイヤーチップを縦長に変形させ、耳穴をしっかりとふさぎ、優れた遮音性を実現します。
3Dプリンター出力シェル
シェルの製造に3Dプリンターを導入し、耳の形を考慮した複雑なデザインを実現。シェル自体は経年劣化の少ない材料として、紫外線照射で硬化させる「光重合レジン」を採用。使用しない時保管するための専用ハードケースを付属。
Custom Option
最大30dB次元の違う静寂をもたらすカスタムモデルもオプションでご用意。ルームアコースティックの影響を排除でき、音像の精度以上に遮音の心地よさ、従来のカナル以上に鼓膜の近くで鳴る事により、定位間も奥に入り長時間のリスニングにも耐えうる。
製品付属品
・PERICAN1010 Micro Case 同梱
・イヤーチップ4段階付属
・本体お手入れブラシ付属
・全長:約1,250mm(ストレート)
・102SSC平行シールドケーブル採用
・3.5mmステレオミニプラグ仕様
外部環境に影響されない確実なリファレンスモニターとは何か?Sym・ProceedとFitEarが出した答えがSP-IEM7だった