マスターセクション
オーディオ信号が WaveLab から出力される前に通る最終部分です。エフェクト、リサンプリング、マスターレベル、ディザリング、プレイバック処理およびスピーカー構成を設定します。Mid/Side 対応により、プラグインでステレオ信号を処理する際にすべてのチャンネルを処理することも、左/右/Mid/Side のいずれかのチャンネルのみを処理することもできます。マスターセクションの設定とエフェクトは、波形ウィンドウやオーディオモンタージュの再生 (全クリップ / トラックに適用)、レンダリング、Audio input プラグイン、およびオーディオモンタージュから CD を書き込む場合に適用されます。
最高のマスタリングソリューション
音を仕上げるというマスタリングは、音楽制作において最も重要な作業のひとつであり、それ自体がアートと言えます。WaveLab はその誕生以来、世界のエンジニアたちのファーストチョイスであり続けました。WaveLab 11 は、マスタリングの最初から最終段階まで、考えうるすべてのツールを揃えたトータルソリューションです。世界に広がるマスタリングエンジニアのネットワークに支えられ、WaveLab は今日も、あなたの仕上げた音が真にプロフェッショナルであることを約束します。
- デジタル配信, CD, アナログ用のハイエンドマスタリング
- 複数のトラックからアルバムを完成
- 充実したメーター, リアルタイム FX, オフライン処理, 整音
- 外部ハードウェア FX との柔軟な統合
ツールウィンドウ
ドッキングや切り離し、カスタムレイアウトが可能なさまざまなツールウィンドウを搭載。アクティブなファイルを表示、解析、編集できます。プロジェクトマネージャー (WaveLab Pro 内のすべてのプロジェクトファイルにアクセス、編集) / ファイルブラウザー (標準のファイルブラウズ機能と追加オプション) / マーカー (マーカーの作成、編集、使用) / メタデータ (トラックのタイトル / 作成者 / 録音日などオーディオコンテンツの属性を管理) / オーディオ CD プログラム (オーディオファイルをトラックのリストに追加してオーディオ CD を作成) / エフェクト (トラック、クリップ、モンタージュ出力などにエフェクトプラグインを適用)
メーターウィンドウ
以下のさまざまなオーディオメーターを搭載。再生、レンダリング、録音中のオーディオモニタリング、また再生停止時にはオーディオの選択範囲を解析するために使用できます。レベルメーター (ピークと平均のラウドネスやデシベルレベル、左右バランス) / ラウドネスメーター (EBU R-128 標準に従いラウドネスをモニター) / フェーズスコープ (2つのステレオチャンネル間の位相と振幅の関係) / スペクトロスコープ (周波数スペクトラム) / スペクトロメーター (FFT を使用した周波数解析) / ライブスペクトログラム (スペクトログラム内の乱れ、ノイズレベルや周波数をモニター) / ビットメーター (使用しているビット数) / オシロスコープ (再生カーソル位置周辺の拡大波形) / ウェーブスコープメーター (モニター対象のオーディオ信号のリアルタイムな波形図)
一括処理セット
大量のオーディオファイルやモンタージュファイルに対して処理やフォーマット / ファイル名変換作業などをコマンドひとつで行え、膨大な時間と労力を省けます。たとえば、VST プラグインチェーンを適用し、ラウドネスノーマライズを行い、MP3 変換する、など、求める内容や処理順序を自在にアレンジでき、必要に応じて一括処理を繰り返し実行できます。さらに Watch フォルダー機能を使用すると、指定フォルダーにファイルをコピーするだけで、WaveLab を起動していない状態でも、定義済みの一括処理セットをそれらのファイルに自動的に適用することができます。
オーディオエディター
オーディオファイルに対しサンプル精度での編集や解析、エラー修正を行う機能が揃っています。波形ウィンドウではオーディオファイルをグラフィカルに (波形 / スペクトログラム / ウェーブレット / ラウドネス) 表示し、それぞれのエディタータブから編集に必要なツールやオプションにアクセスできます。音源の周波数と時間軸をグラフ化したスペクトログラム表示とスペクトラムエディターを組み合わせれば、高品質のリニアフェーズフィルターにより、ピンポイントでノイズを除去することが可能です。
オーディオモンタージュ
マルチチャンネル、マルチトラックに対応する非破壊編集環境。複数のオーディオをクリップとして自由に配置してアレンジ / 編集 / 再生 / 録音が行え、アルバムのマスタリング、CD や DVD-Audio のオーサリング、マルチメディア作業、ラジオの製作などに活躍します。トラック / クリップに対するエフェクト、ボリューム / パンのオートメーション、フェード / クロスフェードを適用でき、各トラックは最大8チャンネル、または最大6のサラウンドチャンネルにルーティング可能です。
マスターセクション
オーディオ信号が WaveLab から出力される前に通る最終部分です。エフェクト、リサンプリング、マスターレベル、ディザリング、プレイバック処理およびスピーカー構成を設定します。Mid/Side 対応により、プラグインでステレオ信号を処理する際にすべてのチャンネルを処理することも、左/右/Mid/Side のいずれかのチャンネルのみを処理することもできます。マスターセクションの設定とエフェクトは、波形ウィンドウやオーディオモンタージュの再生 (全クリップ / トラックに適用)、レンダリング、Audio input プラグイン、およびオーディオモンタージュから CD を書き込む場合に適用されます。