『SPITFIRE CHAMBER STRINGS ESSENTIALS』は、ロンドンの超一流のストリング・プレーヤーと、「ハリー・ポッター」シリーズなど名だたる映画音楽を数多く生み出したレコーディング・スタジオ「AIR STUDIO」による、KONTAKT PLAYER フォーマットのチェンバー・ストリングス音源です。
1st Violins(4人編成)、2nd Violins(3人編成)、Violas(3人編成)、Cellos(3人編成)、Basses(3人編成)の小規模な編成による繊細なサウンドは、映画などの劇伴音楽だけでなく歌モノにも使いやすく、数多くの作曲家に愛用されています。
『SPITFIRE CHAMBER STRINGS』から抜粋した53個の必須アーティキュレーションを収録し、2種類のマイク(クローズとツリー)のサウンドをブレンドすることで、ロンドンが誇る「AIR STUDIO」の気品あるサウンドを奏でることができます。
「chamber(室内楽)」とは、交響楽団よりも小規模なアンサンブルのことで、カルテット(四重奏)から40人の奏者までを指します。本製品が目指したのは、室内弦楽ライブラリの決定版であり、壮大で大きな編成のストリングス・ライブラリでは実現が難しいディテールと奥深さを備えた、作曲家の需要を満たすサウンドを提供することです。
Spitfire Audioは、この「CHAMBER STRINGS」プロジェクトを土台に作られました。当時、多くの一流作曲家が「ストリングス音源はコンセプトが曖昧で扱いにくく壮大すぎる。」という声を上げていました。「CHAMBER STRINGS」の最初の試みは非公開のプロジェクトとしてリリースされ、同業者の間で大評判となりました。
しかし、一部の人たちは「サウンドがまだ少し大きい」と感じたようでした。そこで私たちは、「どこまで編成を小さくすればセクションのように聴こえなくなるのか。」という問いの答えを考えました。そしてたどり着いたのが4、3、3、3、3、3の編成だったのです。世界最高のレコーディング・スタジオと並外れたスキルを持った奏者たちによる他に類を見ない密接な編成。美しくて使いやすいユニークなサウンドは、今でもSpitfire Audio チームが愛するストリングス・ライブラリです。