『ISL 2 ST | TRUE PEAK LIMITER (STEREO ONLY)』は、ルック・アヘッド(先読み)リミッター『ISL 2 | TRUE PEAK LIMITER』の基本的な機能はそのままにステレオにのみ特化したStereo Only版です。
本製品は、ITU-R B.S.1770で定められたトゥルー・ピークのアルゴリズムに準拠しており、ポスト・プロダクションや放送局での適切なオーディオ・レベルの管理に最適です。トゥルー・ピークを適切に抑えることは、ストリーミング用のコンテンツを制作する際に、mp3、AACなどに変換した後のファイルが歪んでしまう現象の防止にも有効です。
サンプル・ピーク・リミッターを繰り返し確認したり、ピークの飛び出しを警戒するあまり、ヘッドルームを必要以上にとってしまうことはありません。『ISL 2 | TRUE PEAK LIMITER』でトゥルー・ピーク値を設定するだけで、本来のミックス作業に集中することができます。
トゥルー・ピーク・レベルとは?
オーディオ信号のトゥルー・ピーク・レベルとは、サンプル・ピーク・メーターやQPPM(Quasi-Peak Program Meter)メーターでは正確に計測することができない、サンプルとサンプルの間に発生することがある、信号の最大値のことを言います。BS.1770では、サンプル間のピークについての規定があり、ISLは、デジタル・データには含まれないこの信号を先読み計算することで、トゥルー・ピーク値を検知し、確実に設定した数値(ARIB TR-B32では-1dBTP以下)に抑えます。
- モノ、ステレオ、5.1/7.1サラウンドに対応。
- トゥルー・ピーク値をダイレクトに設定。
- チャンネルリンク機能により、リミット処理のチャンネル間の連動率を任意に設定可能。
- 波形上でリミッティングの履歴を確認できる、ユニークなインスペクター表示モード。
- 縦方向と横方向のメーター表示切り替えが可能に。
- 入力、ゲインリダクション、出力メーター。
- ルックアヘッドとリリース時間を任意に設定可。
- 入力音と出力音の差だけを聴くことができるDiffモード。