API500フォーマットのLA-2Aスタイル オプティカル・コンプレッサー
・2Uラックマウント・サイズのオリジナルモデルの機能とキャラクターをAPI500フォーマットに凝縮
・3種類(FAST / NORMAL / SLOW)のレスポンス切り替え機能を搭載
・暖かく柔らかな、そして決めて選ぶべきではないサウンド
ファレンジによってノンリニアな特性でダイナミックなエンベロープを創り出す2Uラックマウント・サイズのチューブ・オプティカル・リミッター XLA-3 MkIIが、API500規格のコンバージョン・モジュール「Opticom XLA-500」として生まれ変わりました。
Opticom XLA-500の特筆すべきポイントは、その心臓部とも言えるオプティカル回路に隠されています。それぞれ異なるコンプレッションカーブを描く3種類(FAST / NORMAL / SLOW)のレスポンス切り替え機能を搭載しています。入力・出力段のCinemag製トランスフォーマーとクラスAゲイン・ステージを組み合わせることで、クリーンなサウンドから倍音をたっぷり含んだリッチなトーン、さらには歪みを加えた”ダーティー”なサウンドまで、XLA-500一台で様々なキャラクターを生み出すことができます。まだまだ、試行錯誤が必要ですが、非常にファストでアグレッシブなリミティングまで自由にコントロールする力強いオプティカル・リミッター・リミテーターです。
Opticom XLA-500はAPI500規格製品群の中で、最も汎用性が高く使い勝手の良いオプティカル・リミッター・リミテーターと言えます。ボーカルのダイナミクスを滑らかにコントロールし、ベース・トラックには重厚感と安定感を加え、ドラム・トラックをクラッシュ感と安定感でいっぱいにすることができるでしょう。
特徴
Opticom XLA-500は古き良きテレトロニクス社のLA-2Aのサウンドに3種類の動作スピードを持つXLA-3MK2の500シリーズ版です。SLOWモードでは、いわゆる1950〜1960年代の真空管式コンプレッサーに代表される暖かい音が特徴です。MIDモードでは、あのLA2Aを代表とするオプト式コンプの動作を、FASTモードでは1176の全ボタン押しを彷彿とさせる動作モードになっています。
ジンリダクション回路の前後には選択された12AX7Aを搭載し、内部では真空管を正規の電圧で動作させるための専用の電源回路を搭載しています。これにより変なバファーとしての真空管でなく、まさに当時の感触が得られる「B電源」の動作が可能になりました。
API500規格シャーシ2スロット分のボディには大型のコアを持つ専用のトランスを搭載し、暖かく、そして太い、そして決して過ぎないサウンドを実現しています。『暖かい=厚みがある』であるため、本物のサウンドを追求したこのOpticom XLA-500であれば、3モードのスイッチを選ぶことで、入力とアウトプットどちらにもトランスを搭載しているため、外部との遮断は完全で、クリアでウォームなLA2Aに代表される、まさに真空管式機材全盛の当時のサウンドをAPI500規格モジュールで可能にします。
About “XLA-3 MkII”
Opticom XLA-500のオリジナル・モデルは、Teletronix LA-2Aにインスピレーションを受けてAcme Audio社が製造した2Uラックマウント・サイズの ”XLA-3 MkII” です。LA-2Aが長い歴史の中で愛され続けるスターターとして、3種類のレスポンス・スピードから異なるエンベロープを形成するRESPONSE機能(Opticom XLA-500にも引き継がれています。)を搭載し、現代的なアレンジメントによりより応答性の高い汎用性の高いオプティカル・リミッター・リミテーターを実現しています。