スモール・サイズでラージ・フォーマットのパワーを提供
StudioLiveシリーズIII Sは、ライブ/ツアー、レコーディング/ホーム・スタジオに優れたミキシング体験を提供するコンソール/レコーダーです。優れた直感性、リコーラブルXMAXプリアンプ、タッチセンシティブ・モーター・フェーダー、ソフトウェア/アプリのコンプリート・スイートなど先進機能の数々を実装。パワフルなFLEX DSPによるFat Channelプラグイン処理、最大32系統のFlexMixバス、そしてこのレンジで類を見ない柔軟なデジタル・パッチング。全てのモデルは、SDレコーディングと128チャンネルAVBネットワーキングに加えて、128チャンネルUSBオーディオ・インターフェースおよびDAWフィジカル・コントローラーとしても機能。アナログ・ライクとデジタル・パワーが融合したStudioLiveシリーズIII Sは、ライブやスタジオでのミキシング/レコーディングを再定義します。
Fat Channelでステージでもスタジオでも同じプロセッシング
StudioLiveシリーズIII Sに搭載された高品位なチャンネル・ストリップFat Channelは、各チャンネルにプラグイン・スタイルのワークフローでクラシックなチューブ・リミッターからパッシブEQまで、ビンテージ・スタイルEQとコンプレッションをDSPで実装。DSPパワーが許す限り、自由自在にチャンネル・プロセッシングが可能。また、6バンドのフルパラメトリックEQが全ミックス出力に用意されているため、レコーディングやツアー先へのアウトボードの持込は不要。既にスタジオ仕様アウトボードのオーナーなのです。
ソリッド・ストートから真空管までのフレーバーをアドオン
Fat Channelは、アドオンでコンプレッサーとEQを追加/変更することが可能です。コンプレッサーは多彩なクラシック・トーンをカバーするFET/真空管/光学およびVCAデザインによる8種類が用意され、ソフトでスムーズなアタックから素早いレスポンスまで対応でき、サイドチェーンも標準装備。EQはソリッド・ステートから真空管まで多彩なフレーバー7種類をラインアップ。ビンテージからモダン・サウンドまで正に自由自在です。また、Fat ChannelアドオンはStudio One上でも再現されるため、コンピューターでそのままミックスを行うことも可能です。
Fat Channel Collectionアドオンについて詳しく読む
コンピューターの有無に関わらないレコーディング環境
StudioLiveシリーズIII S本体には、安定性に優れたワンタッチ・マルチトラック・レコーディング機能とバーチャル・サウンド・チェック機能をハードウェア化したCapture® SDレコーダー/プレーヤー機能を標準装備し、SDカードと本体だけでレコーディングやプレーバックができます。またMac®/Windows®コンピューターとUSB接続すれば、USBオーディオ・インターフェースとして機能し、収録されたCaptureソフトウェアでマルチトラック・レコーディングも可能です。Captureでレコーディング可能なのはチャンネル、FlexMixおよびメイン・ミックス。ライブをそのままレコーディングして再生すれば、バーチャル・サウンド・チェックも素早く実施できます。
さらに、CaptureファイルはStudioOne®のネイティブ・ファイルでもあり、オーディオ・データだけでなく、フェーダー・レベル、パンニング、Fat Channel設定、ミュート/ソロなどミックス・シーン全体がStudio One上でそのまま再現され、ライブ・ミックスをすぐに開始することもできます。
必要な数だけバスやグループを作成
ライブのセットアップ中に、使用されないサブグループはあるのに、モニター・ミックスが足りなくてイライラすることはありませんか?もう悩む必要はありません!Auxミックス、サブグループ・ミックス、マトリックス・ミックスとしてそれぞれ指定可能なFlexMixを活用できます。また24のDCAも提供し、チャンネル・グループを簡単かつ柔軟にコントロールできます。ここで紹介したのはごく一部。StudioLiveシリーズIII Sは、ユーザーのニーズとワークフローに合わせてさまざまにカスタマイズできます。
ケーブルはそのままにミックスを再構成
StudioLiveシリーズIII Sは、アナログ・パッチベイの概念を組み込んでデジタル化しています。これにより、アナログ入力またはデジタル・リターン(AVB、USBまたはSDカード)を任意のチャンネルにパッチングしてミックス構成をカスタマイズ可能。また、この柔軟な機能によりオーディオをAVBネットワークへ自由にルーティングでき、入力およびFlexMixをUSB経由でレコーディングすることもできます。
究極のUSBオーディオI/Oでありコントロール・サーフェスにも
最大128チャンネルのレコーディング機能を備えたStudioLiveシリーズIII Sは、ライブ・レコーディングに最適なデジタル・ミキサーでだけでなく、レコーディング・スタジオにとっても理想的なデジタル・ミキサーです。各チャンネルは、アナログ入力またはコンピューターからのUSBソースにアクセスでき、リコール可能なXMAXマイク・プリアンプとStudio OneのFat Channel処理も可能です。StudioLiveシリーズIII SをDAWモードにすればタッチセンシティブなモーターフェーダーを使用してDAWのミックスもできます。StudioLiveシリーズIII Sは最新のレコーディング・スタジオに最適なミキシング・コンソールでもあるのです。
無線/有線、PC/スマホ/タブレットでリモート・コントロール
StudioLiveシリーズIII Sには、ワイヤレス・ルーターまたは直接コンピューターに接続できる1GB Ethernetポートが備わっており、事実上全ての機能のリモート・コントロールを提供します。無線または有線ネットワーク上で、Mac/WindowsでUC SurfaceソフトウェアまたはiPadでUC Surfaceアプリを使用していつでもどこでもミックス。スクリーンを最大4台まで追加でき、素早いワークフローを実現できます。ミュージシャンは、iPhone、iPod touchまたはAndroidスマホ/タブレットでQMix-UCアプリを使用して自分自身でモニター・ミックスをステージ上でコントロール可能。無線でも、有線でも、さらには両方でも使用できます。