ワイドレンジで厚みのあるディストーションに、アタックから遅れてフェードインするコーラス/リバーブ。未だかつて、誰も思いつきもしなかったエフェクトペダル。それがPULL FOCUSです。
ベースとなるRainger FX謹製のディストーションはワイドレンジで迫力満点。ノイズゲートも搭載することで、切れのある強烈なドライブも、サウンドが終わり際に崩れていくような独特のゲートサウンドも実現することができます。
そこへコーラス/リバーブがフェードインすることで、サステインに新たな動きや広がりを加えることが可能。ドライな歪んだアタックの後にエフェクトが迫りくるPULL FOCUSのサウンドは、誰にとっても未体験。
サウンドの奥行きを行き来するような”3D”エフェクトが、かつてない方法であなたのプレイを際立たせるでしょう。
PULL FOCUSのベースとなるのは、ワイドレンジで迫力満点のディストーションサウンド。Reverb-XやRainger FXのレガシーである”El Distorto”のドライブサウンドをベースに、Colorsoundとのコラボレーションでかつて制作された”Freakenbender”の回路を採用。フルレンジでパワフルな、迫力のあるドライブサウンドを生み出します。
またPULL FOCUSはノイズゲートも装備。演奏を止めた際のノイズをシャットアウトするのみならず、筐体上部のSENS. SWITCHや入力音次第では、エフェクトが崩れていくような独特のゲートサウンドを楽しむことができます。
Rainger FX印のアッパーなドライブサウンドを、ぜひご賞味あれ。
コーラス/リバーブをフェードインさせよう
PULL FOCUS最大の特徴が、ピッキングから遅れてフェードインしてくるコーラス/リバーブ。ドライなアタックの後にエフェクトが段々と迫りくるサウンドは、全くもって新感覚。
コーラスはデフォルトで深くミックスされており、そのスピードを調整可能。極めてゆっくりに設定してダブリングのような効果を得ることも、痙攣するほどサイコなハイスピードに設定することもできます。
リバーブはほのかなルームリバーブから、HUGEなホールリバーブまで設定可能。ささやかな小波のようにリバーブをフェードインさせるのも、ダムを開け閉めするかのようにドバドバの残響を出し入れするのも自由自在。
またこのフェードインにかかる時間はRAMPノブで調整可能。下げ切りでフェードイン無し(常時オン)から、最大4秒まで設定することができます。上げきるとフェードインに恐ろしく長い時間がかかるようになり、疑似的にコーラス/リバーブを切ることもできます。
ここで一つ妄想を膨らませて、PULL FOCUSを使った新しいアプローチについて考えてみましょう。
例えばソロで速いパッセージを弾く。PULL FOCUSは完全にドライなディストーションとなり、迫力満点のドライブに彩られたあなたの強烈なプレイが炸裂する。そして最後に豪快に鳴らした一音、そのサステインの最中にブワっとコーラス/リバーブが咲き乱れるのです。
こんなパターンもあるかもしれません。全音符ぐらいの長い単音をダウナーに鳴らすプレイングでPULL FOCUSを鳴らす。最初に飛び出すのは迫力のある歪んだアタック。そこから少し減衰したあたりで、次はエフェクトの波がやって来る。シンプルなロングノートに拍動するような動きを生み出すこともできるのです。
これらはあくまで一部の例で、PULL FOCUSの使い方は自由でまだまだ未開拓。あなたもこの”3D”エフェクトの第一人者になりましょう。