Placid Audioの”RU-80“は、カーボングラニュール(炭素粉)を利用した「カーボンマイク」です。
一般的なダイナミック、コンデンサー、リボンなどのマイクロホン方式とは異なり、カーボンカプセルの独特なレスポンスが生み出す、ノスタルジックでローファイな音質が特徴です。
カーボンマイク(炭素マイク)はダイナミックマイクが開発されるまでレコードの録音や放送局で使用されていました。その後も1980年代まで電話機などの通信用途に幅広く使用されました。音の圧力で生じた炭素粉の抵抗の変化を電気信号に変換する発見はエジソンの発明にまで遡ることができます。
RU-80はとてもウォームで自然な歪感が加わった、古い録音のアナログレコードや軍用の放送/PA機器のような音質を持っています。
48Vファンタム電源で駆動し、高品位なハモンドトランスを使用したフルバランス出力を装備したスタジオ仕様です。
エフェクトマイクロホンとしてメインマイクにミックスして使用したり、特殊な効果を狙ったマイク録音に使用するために、あなたのマイクコレクションに加えてください。
限定的な周波数帯域とレゾナンスが生み出す特殊なサウンドは、プラグインやイコライジングでは作れない独特な響きを持つ。まるで1920年代の録音のような、特殊な音響効果の演出にはもちろん、通常のマイクロホンのサウンドにブレンドして使用するのがお勧め。ノラ・ジョーンズのアルバム「ザ・フォール」では、全編を通してテレフンケンの251マイクと、「Copperphone」がブレンドされ、ボーカルに輝きを与えている。もちろんピアノやドラム、ギタートラックなどに「Copperphone」のサウンドをブレンドする事で、存在感や個性を引き立てることが可能。
またその特徴的なルックスから、多くのライブパフォーマンスの飛び道具的マイクとして、また多くのプロモビデオや雑誌のカバーにも登場している。
1本あれば様々なアイデアで使用できる、個性的な「エフェクト・マイクロホン」。