フィルターに加えて、handytraxx playには創造的な可能性を広げるディレイ・エフェクトが内蔵されています。スペーシーな空間作りから金属的で強烈なサウンドまで、縦フェーダーを上下することで直感的にコントロール可能。ボタン操作で好きなタイミングだけにディレイエフェクトを入れ込んだり、縦フェーダーでレベルをコントロールしたりすることで、一連のDJプレイの中でごく自然にディレイ操作に没入できます。スクラッチ・サウンドにディレイをかけたり、またルーパーと合わせて使うことで、ディレイでブレイクを作ってからカットイン・ミックスをしたりすることも可能です。
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録音したフレーズをループさせる、速度可変スイッチ付きのルーパーを搭載。レコードの音源をライブ・ルーピングさせることにより、 史上初となる「プレーヤー1台でのDJミックス」が可能になりました。 ループさせたビートの上でスクラッチを重ねたり、ループ再生している間にレコードを交換して繋げたり、好みの音を録音してサンプラーのように使ったりするなど、楽しみ方は無限大。また、速度可変スイッチでは、DJプレイの定番であるレコードプレーヤーの速度変化を忠実に再現しており、33回転から45回転、または45回転から33回転への切り替えと同様の速度変化率で、直感的にルーパーの再生速度を調整できます。
ループレコーディングした音にさらに音を重ねていくこともでき、例えば速度可変スイッチを使って好みの速度でビートループを再生し、その上にスクラッチ・サウンドを重ねて録音することが可能です。handytraxx playのルーパーは音楽表現の新たな可能性を提供します。
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handytraxx playのすべてのコンポーネントは、優れたパフォーマンスを実現するように作られています。カスタム設計したトーンアームは、高いトレース性能を誇り、通常再生時はもちろん、スクラッチをした時にも針とびが起こりにくくなっています。それだけでなく、レコードから手を離した時に最速で設定した速度に復帰できるよう調整を重ね、違和感のないビート・マッチングやミックスが可能になっています。さらに、針とびを最小限に抑えられるよう、プラッターの機構を一から見直し、激しいスクラッチプレイでも安定した信頼性の高いパフォーマンスが可能になります。
究極の携帯性を追求して設計された handytraxx play は、付属のACアダプターまたは単三電池6本で駆動できるため、どこにでも音楽を持ち運べます。最大2.5Wのスピーカーを搭載しており、完全なポータブル仕様ながら外部スピーカーに繋がなくとも、内蔵スピーカーだけでもパワフルな低音と音圧でレコードを楽しめます。
新開発のヘッドシェルにより、セラミックとMMの両方のカートリッジの両方に対応(※)。スクラッチ・フェーダーを交換したり、右フェーダー用/左フェーダー用にコントロールパネルの向きの変更が可能となっており、あらゆるプレイに柔軟に対応します。これらのカスタマイズ・オプションにより、handytraxx playは真にパーソナルで多用途なツールとなり、レコードを使ってのDJプレイがより一層楽しくなるはずです。
(※)セラミックカートリッジとMMカートリッジを交換するには、基本的なはんだ付けの技術が必要です。
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