新たなクリエーションの手法をアンロック。ミニマルで洗練されたリアンプリファイアー。
RA-10は、必要十分な機能性とミニマルなデザインを備えたパッシブのリアンプリファイアーです。
録音済みのギターやベース、そしてDAW上のソフトシンセやサンプラーなどの音声を一度外部に出力し、アンプやエフェクターを通して再度録音する手法、”リアンプ”。作曲やプロダクションにおいて最も創造的な手法の一つと言えますが、これにはインターフェイスなどからの出力を、適切にペダルやアンプへ橋渡しする必要があります。
RA-10はそれを限りなくクリアに、かつ最もシンプルに実現します。カスタムのトランスにヘビーデューティな筐体、更には積極的な音作りから、原音をより忠実に再現することも可能にするインピーダンスコントロールも搭載。
RA-10はパッシブで、電源の投入も必要ナシ。既存のセットアップに気軽に取り入れることができるRA-10で、お気に入りエフェクトペダルの新たな一面を見つけましょう。
リアンプがもたらすクリエイティビティ
ギターやベースはもちろん、ソフトシンセやドラム、ボーカルなどのあらゆる録音を、アンプやエフェクターなどのハードウェア全般に通す事をリアンプと言うようになった昨今。Franklin Audioは全くもって意外な音源を実験的にお気に入りのエフェクターやアンプに通すことが、スタジオでできる最もクリエイティブなことだと考えています。
ドラムバスをヴィンテージアンプに通してみる。あるいは、ソフトシンセのパッドサウンドをお気に入りのアナログディレイに通してみる。DAW上でクリーンシグナルとMIXしても良いでしょう。DIと組み合わせれば、逆にギターにプラグインでエフェクトをかけてアンプで鳴らすこともできます。
またクラシックなギターやベースのリアンピングでも、リアンプボックスはクリエイティブな力を発揮します。一度クリーンなシグナルを録ってしまえば、後はペダルだけに集中してサウンドメイクを追い込むことができる他、録音後に思いついた素晴らしいサウンドメイクのアイデアにも柔軟に対応することができます。
パッシブのエレキギターやベースなど、電子楽器にはハイインピーダンスの出力を持つものが少なくありません。リアンピング時にその特性を再現するために、RA-10にはインピーダンス(Z)コントロールが備わっています。
これを調整することでリアンプでも、直接ギターを挿したかのようなアンプサウンドを録音することができ、また無段階での調整が可能なため、録音したギターのピックアップなどに合わせて柔軟に調整が可能です。
それだけにとどまらず、インピーダンスコントロールは積極的な音作りにも使用することができます。入力インピーダンスに敏感に反応するファズペダルなどを繋いで、未知のテクスチャを探求してみましょう。
高い音質と取り回しの良さを両立
RA-10はインターフェイスなどからの信号をクリアに出力するために、リアンピングに最適化された専用設計のカスタムトランス、”FA-01″を搭載。原音のイメージを崩すことなくリアンピングを行うことができます。さらにはエフェクトペダルで意図しない歪を発生させないためのレベルコントロール、グラウンドループによるノイズを回避するためのグラウンドリフト、そして位相が反転してしまうペダルに対応するためのフェイズシフトなど、クリーンにリアンピングを行うための機能が充実しています。
それでありながらRA-10はコンパクトでシンプルな筐体デザインを採用。加えて外部電源を必要としないパッシブ構成であるため、場所も手間もとらない取り回しの良さを実現しています。