ATC SCS120 Proは、専用設計の15インチ(375mm)SS75-375SCサブウーファードライバーを搭載したアクティブ・サブウーファーです。 高いダイナミックレンジにより、大型のミッドフィールドおよびメインモニターと組み合わせたスタジオでのクリティカルモニタリングに最適です。 ステレオ、マルチチャンネルサラウンド、さらにDolby Atmosなどのイマーシブオーディオフォーマットまで、幅広いアプリケーションに対応します。
ATC / SCS120 PRO =15インチ アクティブ・サブウーファー=
¥1,281,500 (税込)
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- ATC製ハンドビルト高エクスカーション15インチ/375mm SS75-375SCサブウーファードライバー
- 高SPL、低カットオフ、低歪の優れたバランス
- ATCディスクリートMOSFET Class A/Bパワーアンプ
- ステレオバランス入力およびステレオ「リンク」バランス出力
- レベル、ローパス周波数、位相のユーザーコントロール
- フットスイッチによるリモートミューティング(ラッチ式、1/4インチ端子)
- 英国製ハンドビルド
技術仕様(SCS120 PRO)
| アコースティック | |
|---|---|
| 使用ユニット | SS75-375SC 8 Ω(x1) |
| カットオフ周波数 | 20 Hz(-6 dB、半無響室、ローパスフィルタ @ 80 Hz) |
| ローパスフィルタ | 50 Hz、65 Hz、80 Hz、320 Hz(-6 dB、4th order Linkwitz Riley) |
| 最大音圧レベル | 113 dB 連続 / 119 dB ピーク(IEC Weighted ピンクノイズ、1m、半無響室、ローパスフィルタ @ 80 Hz) |
| 感度 | 85 dBC、ref. -17 dBu(1入力駆動、1m、ゲイン +6 dB、レベル 0 dB、ピンクノイズ、ローパスフィルタ @ 80 Hz) |
| エレクトロニクス | |
| バランス入力 | Female XLR(x2)、2番ホット |
| 入力インピーダンス | 約20 kΩ(差動) |
| 入力CMRR | 90 dB @ 200 Hz |
| 入力感度 | フルパワー時1.12 Vrms(1入力駆動、ゲイン 0 dB、レベル 0 dB) |
| ゲインコントロール | 0、+6 dB、+10 dB |
| レベルコントロール | 0 dBから-11 dBの範囲で1 dBステップの調整、ゲインスイッチを使用することでトータル21 dBの調整が可能 |
| 位相コントロール | 0-180° ref. 入力 |
| 極性コントロール | In-Phase / Out-of-Phase ref. 入力 |
| ローパスフィルタ | 4th Order Linkwitz Riley |
| 出力インピーダンス | 約100 Ω(差動) |
| アンプ形式 | Grounded Source MOSFETベース クラスA/B、対流冷却 |
| 出力 | 300 W(8 Ω) |
| THD+N | <0.003% / -90 dB、@ 100 Hz、300 W(8 Ω)、90 kHz帯域幅 |
| 周波数特性 | <2 Hz(-3 dB)- 320 Hz(-6 dB、パネル制御LPフィルタにより設定) |
| リミッター | ATC Active FET瞬間ゲインリダクション、フロントパネルにアクティブリミッター表示 |
| 電子アンプ保護 | アンプDCオフセットおよび過温度(両方ともリアパネルに表示) |
| 消費電力 | アイドル時 16 W / 60 VA、1/8パワー 170 W / 230 VA、フルパワー 500 W / 600 VA |
| 主電源入力 | 220-230 V、115 V – 工場設定。パネルマーキングとラベルを確認してください |
| 熱出力 | アイドル時 47.8 BTU/hr、1/8パワー 458.9 BTU/hr、フルパワー 682.4 BTU/hr |
| その他 | フットスイッチによるリモートミューティング(ラッチ式、1/4インチ/6.35mmジャック) |
| 寸法 | |
| 外形寸法(高さ x 幅 x 奥行き) | 638 x 498 x 568(mm)※背面にヒートシンク分として+40 mm |
| 重量 | 44.5 kg |
英国の現代を代表するスピーカーブランド。それがATCです
ATC(Acoustic Transducer Company)社は、プロフェッショナル音響機器用のカスタムドライバーユニットを開発・製造するスピーカー専業メーカーとして1974年に設立されました。その後、社業の発展に伴い、社名をLoudspeaker Technology Limitedと改めましたが、ATCのブランド名は変わることなく今日まで継承されています。
ATCが創業して初めて作り上げた製品は、30 cm口径のコーン型ドライバーユニットでした。その2年後、ATCの名声を決定づける画期的なミッドレンジ・ドライバーが誕生します。300 Hzから3 kHzの帯域を、驚くべき低歪率と高い音圧レベルで再生する75 mm口径のソフトドーム型ドライバーユニットです。巨大な磁気回路を投入したこのドライバーは、スピーカー技術の常識を覆すパフォーマンスによってATCのシンボルとなり、絶え間ない改良を繰り返しながら約半世紀を経た今も主要なモデルに搭載され続けています。
高性能な自社開発ユニットをベースとするATCのプロフェッショナル・スピーカーシステムは、1978年に登場しました。このときATCは、今日に連なるもうひとつの重要な改革を行っています。それはエレクトロニック・クロスオーバーネットワークを併用するアクティブ・マルチアンプ駆動方式への対応です。パッシブタイプの内蔵LCネットワークとスイッチで切り替えることで、アクティブタイプの優位性を容易に判定することができました。このことから、ATCはマルチアンプ駆動をプロフェッショナル・スピーカーシステムの標準構成と考え、1985年までに独自の技術とノウハウを積み上げました。以降、世界各国のレコーディングスタジオをはじめとして、音楽ホール、放送局、映画関連施設、著名アーティストのコンサート機材、さらにはジャズ・クラブその他の一般商業用途にもATCスピーカーおよびコントロールシステムが広く使われるようになりました。
1996年にDVDビデオが実用化されてからは、マルチチャンネル収録用のモニタリングシステムがサウンド・プロフェッショナルの注目を集めていきます。ATCはマルチチャンネルに対応したいくつかの製品を用意しており、幅広いプロのニーズを的確に満たしてきました。しかし、これらの製品は従来のモデルに対して劇的な変更があるわけではありません。75 mm口径のミッドレンジ・ドライバーの伝統をバックボーンとする中音域の解像力は、他の追従を許さないほど厳密な統一性を保っています。これによって、チャンネル数を問わずシームレスに、そのうえATCならではのクオリティで正確なミキシングをサポートします。
最高のものが求められる現場には、ATCを見つけることができます。


