SSL LMC+ モジュールは伝説の SL4000E シリーズコンソールに実装されている有名なプロセッサーで、クラシックな SSL リッスンマイク・コンプレッサーをさらに強力にして 500 フォーマットラックに収めました。
多くのプロデューサーが持つレコーディング秘密兵器のうちのひとつです。もともとはスタジオやパフォーマンスブースのコミュニケーションマイクからの音がオーバーロードしないようにするために設計されたものでしたが、固定されているアタックとリリースのカーブはアンビエントドラムのマイクに使用するのに最適とされています。
SSL LMC+ モジュールは SSL 伝統のハイパス・ローパスフィルターを装備し、任意の周波数レンジで限定してコンプレッサーのサイドチェインに挿入できます。さらにウェット/ドライブレンドコントロールも装備しています。これら2つの新しい機能を装備した LMC+ は使いやすく多様なサウンドを産み出す強力なツールとして誕生しました。
“Scoop” スイッチはウェットシグナルの位相を反転させます。
また、ユニークな “Split” スイッチによってバンドパス・サブストラクションモードになり、フィルタリングされた帯域がコンプレッサーに送られるとともにその帯域がドライパスから排除されたうえでウェット/ドライの混ざり具合を連続可変できます。
フィルターとサイドチェインを一緒に、あるいは別々に使用することで SSL LMC+ は多彩なサウンドを多様な目的で実現させ、創造の可能性を拡げます。