PMC / result6 (ペア)【★店頭にてお試し可能です!★】
PMCの独自の技術であるベース・ローディング・テクノロジー「ATL™(Advanced Transmission Line)」。
このATL™はPMCサウンドの核となるテクノロジーとしてすべてのPMCスピーカーに採用されています。
・レスポンスの速い躍動感のある豊かな低域。
・非常に低い低域まで歪がなく高いレベルで
・再生レベルの大小によって変わらないサウンド・イメージ。
・余分な倍音を除去することで高い解像度とステレオ・イメージを実現。
ベース・ドライバーの背面から放射される不要な周波数帯域を様々な素材の吸音材等で最適な音響処理を施した「長いトンネル」で吸収し,非常に低い周波数帯域のみを通すことで,前面のポートからベース・ドライバーと同相の音声を出力し,ポートをあたかも第二のベース・ドライバーのように機能させ,またミッド・ロー帯域への不要な倍音成分を低減させる効果も備えています。
これにより,速いレスポンスで歪のない躍動的な低域と,中高域の高い分解能と解像度を実現し,ディテールの細かな鮮明なサウンドを提供します。また,音量レベルの大小にかかわらず周波数バランスを均一化することで安定したサウンド・イメージを保ち,低い音量レベルでも高いクオリティのモニタリングが可能です。音量レベルの大小に関係なく,これほど高い解像度と音色バランスをもたらすベース・ローディング・テクノロジーは他にはありません。
その後,多くのエンジニアたちが実現に向けて研究・開発を行ってきましたが,PMC社だけがプロフェッショナル・モニター・スピーカーの分野で唯一製品化に成功しました。
『ATL™(Advanced Transmission Line)』は当初の「トランスミッション・ライン」理論をPMCがブラッシュアップしたPMC社のキー・テクノロジーです。
ATL™の役割は,システム全体にサブウーファーを追加したかのようなローエンド特性を拡張することです。
ATL™はドライバー・ユニットのコーン紙の裏側で発生した音をエンクロージャーの外に出しているので,そのまま何もしない状態では逆相の音が出てしまい,位相干渉を起こして低域補強機能は成立しません。
ATL™から出される周波数帯域は,機種によって多少違いますが,80 Hz以下の低音域が出るように設計されています。
エンクロージャー内部は80 Hz以下の逆相成分と80 Hz以上の不要な周波数成分を吸収することができるPMC独自の特殊な吸音材を施しています。
このような特殊な機構でATL™のポートからクリーンな正相の低音が出るようなっています。管楽器を想像してください。管楽器は形状変化によって出したい音階を自由に出せます。ATL™は,それを応用したような構造です。
Oliver Thomas / Head of R&D, PMC
ツイーターの左右にある凹凸の羽根のような『D-Fin』は,モニタリング時のスイートスポット・エリアをより広くし,エッジ部の反射による影響を低減し,よりシャープでクリアな音像定位を実現します。『result6』で初めて搭載されました。
『D-Fin』では,エッジ部で反射された音声がツイーターに到達する前に拡散され,ツイーターからの全体的な音声(高域/中高域)を平坦に保ち,シャープでクリアな音声を実現します(図A)。
図A:D-Finのあるフロント・バッフルの効果
また,『D-Fin』はフロント・バッフルの反射を高度に制御し,幅広くより滑らかなHFウェーブフロントを作り出し,『result6』の特長である広いスイートスポットが実現されます(図B)。
図B:ウェーブフロントの違い(左=従来型,右=D-Finあり)
Wide Dispersion
result6は広いリスニング・エリアを提供します
『result6』を含めたPMCのモニター・スピーカーが提供するリスニング・エリアは一般的なモニター・スピーカーと比べ極めて広いエリアをカバーします。リスニング・スポットの前後左右に移動してもイメージや音質が大きく変わることがありません。
これは複数の人が同じ音質でモニタリングできることを意味し,アーティストやプロデューサーがエンジニアと同じ音質でモニタリングすることができ,楽曲や音声のイメージを共有することが可能です。また,サウンド・エンジニアの作業エリアが制限されることがなくなります。
すべてのPMC モニター・スピーカーがこの広いリスニング・エリアを実現しており,これはPMC モニター・スピーカーの最大の特長の1つといえます。
Specifications
・クロスオーバー周波数 2 kHz
・ドライブ・ユニット HF 27 mmソフトドーム,LF 170 mm(6.5″)ドープ塗布の天然繊維製
・インピーダンス > 8kΩ
・周波数特性 45 Hz〜22 kHz(±3 dB)
・チャンネル毎のアンプ・パワー HF 65 Wrms,LF 100 Wrms
・入力コネクター バランス式アナログXLR,ピン2=ホット
・寸法 H380×W199×D360 mm
・重量 8 kg