KASTLE V1.5 は手のひらサイズの超小型モジュラー・シンセサイザーです。
ヘッドホン出力、2in/outポートを備えており外部機器との接続も可能にしています。3本の単三電池、またはマイクロUSB給電で駆動します。
DIYフレンドリーなデザインで、モジュラー・シンセの面白さを多くの方に楽しんでいただけます。また、どんなモジュラー・シンセサイザーと比較しても、極めて個性的なファンクションを備えており、独創性のあるサウンド・メイクを存分に試すことができるクリエイティブ・シンセサイザーです。ポケットに入れてどこにでも持ち運ぶことができ、ヘッドホンでいつでも即座に楽しめます。
ユニークなデジタル・ローファイ・サウンドを、時にメロディックに、ノイジーに、漂うようなドローン・サウンドに至るまで、自在に操ることができます。付属のマイクロ・パッチケーブルで自在にパッチングを行い、さらに外部機器とのパッチ接続も可能なため、よりパワフルにKASTLE V1.5を中心としたシンセサイザー・システムを構成することもできます。KASTLE V1.5はオープンソースのDIYプロジェクトで、2つのAttiny 85チップとプログラムされたArduinoで構成されています。1つのチップはサウンド・エンジンとして、もう1つはモジュレーション。エンジンに使用されています。シンセサイザーはオシレーターとLFO、ステップ・ウェーブ・ジェネレーターなどの複雑な組み合わせパターンから、驚くほど豊富なサウンドのバリエーションを生成できるようデザインされています。
オシレーター・セクションはPitch、Timbre、Waveshapeの、3つのサウンド・パラメーターを持っています。全てのパラメーターはボルテージ・コントロール式で多くのシンセサイズモード(V1.5では6タイプのシンセモードを搭載!)を用意しています。またメインのOSC OUT出力と、もう1系統のSECONDARY OSC OUT出力を持ち、個別に使用したり、ミックスして使うこともできます。
6種のシンセサイズモードはPhase Distortion、Phase Modulation(FM)、Track&Hold Modulation、Formant Synthesis、Noise Mode、Tonal Noise Modeで、各モードは2つのオシレーターで構成されています。Pitchコントロールはメインのオシレーターを、Timbreはオシレーターのモジュレーション・ピッチを、Waveshapeコントロールはシンセスモードによって機能が変化します。
Waveshapeコントロールはメイン・オシレーターのスクエア・ウェーブ出力のパルス幅もコントロールしています。ボルテージ・コントロールが可能なLFOセクションは、トライアングルとスクエア波形の出力と、リセットのためのインプットを装備しています。
Stepped(ステップド・ウェーブフォーム・ジェネレーター)は、Rob Hordijk氏のRunglerサーキットにインスパイアされた秀逸なデザインで、8個の異なるボルテージを、ランダム順序で、8または16ステップのループ・パターンを、BIT INソケットへのパッチングの状態でセレクトが可能となっています。