“LARVA”はあらゆる楽器で最もウォームで最高なフェイザーサウンドを生み出すべく、Beetronicsの巣で大事に育まれたペダル。ギターでもベースでも、ローズピアノでもシンセでも。どんなサウンドも、LARVAは蜂蜜のように甘美な波で包んでくれるでしょう。
中心となるのは6ステージのアナログフェイザー回路と、ファットなサウンドのプリアンプ。Beetronicsがこよなく愛する、太くてスウィートなヴィンテージスタイルのフェイザーサウンドを生み出します。
そこにフェイザー/ビブラート/プリアンプの3モードやタップテンポ、2つの設定を行き来する”Morphing”など、クレバーな機能も盛りだくさん。それでいてほとんどのパラーメーターはダイレクトにコントロールすることができます。
体温を感じるウォームなフェイザーがMorphingで動きだす。Larvaはふつうでは満足しない人のための、生き物のようなフェイザーペダルです。
“Bee ready to enter a new phase. The Morphing Phase.”
LARVAの中心となるのは6ステージのアナログフェイザー回路。この回路が生み出すフェイザーサウンドはウォームかつスウィート。ヴィンテージスタイルのこのフェイザーは深くかけてもサウンドが軽くなることは無く、とろけるようなスムースでディープな音色のまま、スピードを上げてサイケなバイブスを楽しむことができます。
このサウンドに更なる太さを与えているのが、フェイザー回路の前に備えられたプリアンプ。Moogerfoogerシリーズから影響を受けたというこのプリアンプによって、トーンを太く、そしてバランス良く保つ事ができます。さらにLARVAでは、このクールなサウンドのプリアンプを単体で使えるモードも加えてあります。どういたしまして!
2つの設定を行き来するMorphing機能
このペダルを単なる最高のヴィンテージスタイルフェイザーに収まらない、特別なペダルにしているのがMorphing機能です。
LARVAではフェイザーのRATE、DEPTHを2つ設定し、その間をRAMP FOOTSWITCHでスムーズに行き来することが可能。更にはタップテンポの機能まで搭載し、最高にスウィートで太いフェイザーサウンドを、モダンな機能でクリエイティブにコントロールすることができます。
様々な機能を搭載しながらも、LARVAのコントロールはいたってシンプル。ほぼすべてのパラメーターが表に出ているため、アイデアや発想を邪魔しない、直感的なコントロールが可能です。
「私たちの巣では、みんなで少し他と違ったエフェクターへアプローチするのを楽しんでいます。フェイザーに関してもかなりたくさんのペダルを触ってきましたが、私にとってとびぬけて良いと思えるのはごく一握りだけでした。私は派手で重心の高い80年代のフェイザーがあまり好きではないんです。大好きなのは、太くてウォームなヴィンテージスタイルのフェイザー。普段はとっても低いスピードにしておいて、ぐっとスピードを上げるとサイケなバイブスが立ち上がるようなフェイザーが好きなんです。
LARVAはここから始まりました。目標は、自分達ができる中で一番ウォームで良い音のフェイザー。それも、ギターやベース、キーボード、ローズ、シンセなど、とにかくすべての楽器で良いサウンドになるものを創ることでした。そこからZZOMBEEやSEABEEで培ってきたRAMP機能も組み込んだのですが、ここでのポイントはシンプルさでした。ペダルを扱う上で、メニューやセカンダリーコントロールをつけるのは嫌だったのです。
そこでLARVAでは、必要なコントロールは全て表に出るようにデザインしました。RAMP LEDもRAMPの動きが最高にクリアに表示されるように設計してあるので、いまどのあたりを動いているのか、どのようにMorphingをしているのかが正確に分かるはずです。これらを組み合わせることによって、美しいウォームなフェイザーに、表現力豊かで複雑な動きを加えることができて、それでいて直感的かつシンプルにコントロール可能なペダルが完成したのです。」
LARVA Q&A
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- LARVAはフェイザー?プリアンプ?それともVibee?
-その3つ全部で、EFFECT TOGGLEで切り替えることができます!VibeeはフェイザーのWETシグナルのみを出力、PhaserモードではそのWETとDRYを混ぜて出力しています。プリアンプはモジュレーション回路の前に配されていて、PhaserモードでもVibeeモードでもシグナルはプリアンプを通っています。クリーンなサウンドが欲しければ、PREノブを下げて調整してみましょう。
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- LARVAはラインレベルでも使えますか?
-LARVAはラインレベルでも、インストゥルメントレベルでも使えます。PREとMASTERのコントロールを使って、クリーンなサウンドか、もしくはサチュレーションしたサウンドに調整するのを忘れないでください。
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- LARVAにはどんな楽器が合いますか?
-LARVAはどんな楽器にも合うように設計されています。もちろんギターでも最高!個人的にはローズピアノやベースにかけるのも大好きですが、本当にどんな楽器とあわせても魅力的です。それぞれの楽器にベストな音色を探るには、PREノブとResoノブを調整すると良いでしょう。
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- これってトゥルーバイパスですか?
-Yezzzzz!
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- 隠しコントロールはありますか?
あ〜…はい!ペダル好きの皆さんやディープに設定したいマニアの皆さんの為に、2つの楽しい要素を加えてあります。これはLARVAで気持ち良いサウンドを作る上で使わなくてもいいし、知らなくてもいい機能ではありますが、クールでささやかなオマケとしてつけてみました。
Bypassフットスイッチを長押ししながら特定のノブを動かすことで、この2つの機能にアクセスする事ができます。(隠しコントロールモードに入ると、RAMP LEDの色が白に変化します。)
RAMP SPEED OFFSET:BYPASSフットスイッチを押しながらRAMPノブを回すと、LFOのセンターポイントを調整する事ができます。Depthコントロールと強く関係しているので、色々と実験してお好みを探ってみて下さい。
RATE2 SUBDIVISION:BYPASSフットスイッチを押しながらRATE 2を回すと、RATE 2の速さをRATE 1のサブディビジョンに設定する事ができます。下げ切りでRATE 1と同じ速さになり、上げていくごとにより細かいサブディビジョンに設定されます。RampingでテンポシンクしたPhaser 1と2を行き来できるほか、タップテンポに対するサブディビジョンとしても使用できます。
これら二つの設定を含むペダル全体の状態は、電源を落とした際に保存されます。電源を入れ直すと、もとの状態のまま起動します。