Bettermaker Mastering Compressorは僕のマスターバス・インサートから外すことの出来ないギアです。MS処理、サイドチェイン・フィルター、パラレル・コンプレッションを使ってステレオ・イメージとダイナミクスを自由自在に調整でき、更にサチュレーションのコントロール機能で音像をより前に、エネルギッシュなサウンドへ変化させることができます。処理の全てをアナログ領域で行うことで極めてナチュラルなサウンドの感触を持ちながらも、PC上のプラグインでパラメーターのリモート・コントロール、ソングとして保存、リコールが行える夢のようなモンスター・マシンです。ミックスダウンの最終工程で音楽のダイナミクスを犠牲にする事なく、より大きく、ワイドでスムーズなマスター・ファイルをプリントしてくれます。- 中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)
Mastering Compressor
2020年 TEC AWARD ノミネート受賞
– PEAK/RMS検出とフォワード/バックワード・フィードの切り替えを搭載するアドバンス・アナログVCAコンプレッサー
– フロントパネル、またはDAW上の専用プラグインを介してデジタル・コントールされる全てのパラメーター
– ステレオ / デュアル・モノ / MSオペレーション・モードと、 フォーカス、サイド・チェインのプレビュー機能
– 著名なBM / SG / DXのコンプレッション・モード
– コンプレッッサー入力段に備える、15 – 30 Hzで可変可能なハイパス・フィルタ
– DRY/WET ミックス・コントロールとパラレル・コンプレュション
– ハードウェア・インサート、HPF、LPF、そして自由調整のパラメトリック・フィルタによるサイド・チェイン
– 調整可能なドライブ機能(ODD/EVEN クリッパー)とリッチなハーモニクス・サウンドのためのTHD機能
– 自然なコンプレッションのためにゲイン・リダクションの最大量を設定できるRANGE設定
– 内部搭載のPEAK / RMS レベル測定
– トータル・リコールとA/B比較機能
– バックライト搭載の5インチ・タッチ・ディスプレイ
– MAC/PCとのUSB接続
– 100% アナログ・オーディオのシグナル・パス
Digital Section
アナログ・オーディオ・クオリティのコンプレッサー・サウンドを持ちながら全ての制御と内部設定は、デジタル・ドメインで行われます。このオプションと可能性は、スタンダードなアナログ・コンプレッサーにはなかったものです。
– 設定の保存、リコールが行えるオンボード・メモリを搭載(最大400まで)
– 瞬時にリセット可能な全てのパラメーター
– 素早く、正確に、持続的に行える調整
– ひとつの制御で行える正確にリンクされたステレオ・オペレーション
– DAWオートメーションとリコールに対応する全てのパラメーター
Mastering Compressorのデジタル・セクションは、高速な32bitマイクロ・コントローラーとメモリに組み込まれている専用ファームウェアで構成されており、VCAの制御、ユーザー・インターフェイス、プリセット・マネージメント、オーディオ計測、USB接続とその他の機能を担っています。(USB接続を介してアップデートに対応)
全く異なる世界であるアナログ/デジタル間のノイズをアイソレートするために、個別のグランド・プレーンを引いています。低ノイズ実現のためのBettermaker設計による高性能なスイッチング・パワーサプライが、ハム・ノイズのない電流をアナログとデジタルのコンポーネントに供給しています。
Front Panel and LCD Touchscreen
Mastering Compressorのフロントパネルは、大型LCDタッチ・スクリーンを中心に構成され、これにより、本デバイスが持つほぼ全ての機能を直接コントロールできるようにデザインされています。加えて、コンプレッサーの入出力レベル、ゲイン・リダクション量のモニタリングと、スクリーン上のQWERTY配列のソフト・キーボードを使ったプリセットの保存、リコールがここから行えます。
Bettermaker Mastering Compressor Plugin
Bettermaker Mastering Compressor は、USB接続を介してDAWと連携します。ユニットは、HIDデバイスとして認識され、Bettermaker Mastering Compressor Pluginで制御、リコールが行えます。