Beyerdynamicの歴史的マイク
創業者Eugen Beyerが1924年に設立して以来、Beyerdynamicは100年にわたってMade in Germanyの品質 / 優れた音質へのこだわりを持ち続けてきました。1930年代には、世界初のダイナミックヘッドフォンとスタジオ対応ダイナミックマイクを開発しました。この音響技術における専門知識が、Beyerdynamicを他社とは一線を画す存在にしています。
Beyerdynamicのマイクの歴史は、1939年に発表されたM19から始まります。当時から品質管理には非常に厳しく、ベルリン放送センターの2階から落としても壊れなかったという逸話が残っています。現在も販売されているBeyerdynamic のヘッドフォンやマイクの約85%が、ドイツ国内で手作業によって製造されています。
Bogren Digital 史上、最大規模のIRパック(2024年9月現在)
本パックには、Bogren Digitalでこれまでに制作したパックの中で最大の235種類のIRを収録。ジャンルに依存しないトーンを提供し、あらゆる音楽制作やスタイルに対応可能なほか、即座にリフをプレイする、およびマイクやキャビネットをブレンドする、そのどちらのこだわりにも応えます。Kristian KohleとJens Bogrenによる32種類のプロデューサーIRと、各種マイクを使用してキャプチャされた203種類の純粋なヒストリックIR・テクニカルIRが含まれており、Beyerdynamic が歩んできた100年の歴史を自分の耳で体験することができます。
プロデューサーIR
『100 YEARS OF BEYERDYNAMIC IR PACK』には、KristianとJensの名前でカテゴライズされたプロデューサーIRが含まれています。複数のマイクやキャビネットをブレンドし、ミックス処理を施した即戦力のプロデューサーIRは、リズムギター、リードギター、さらにBogren Digital初のベース用を含む32種類を収録。即座にミックスセッションに取り込んで使用できるよう設計されています。わずかな時間で理想のトーンを手に入れることができます。
Kristian Kohle
使用マイク
- M24 Dynamic
- M88 Dynamic
- M130 Ribbon
- M160 Ribbon
- M201 Dynamic
- M260 Ribbon
- M360 Ribonn
- TG I51 Dynamic
- DT990 ヘッドフォン(マイクとして使用)
使用キャビネット
- Mesa Oversized (Eminence DV 77)
- Mesa Oversized (Celestion V30)
- Fryette Cab (Custom Fane Speaker)
- Marshall Oversized (Jensen Nighthawk)
- Marshall Oversized (Jensen Electric Lightning)
Jens Bogren
使用マイク
- D70 Dynamic
- M24 Dynamic
- M88 Dynamic
- M130 Ribbon
- M160 Ribbon
- M201 Dynamic
- M260 Ribbon
使用キャビネット
- Ampeg 8×10
- Mesa Oversized (Celestion V30)
- Vintage Marshall (Celestion Greenback)
- Vintage Marshall (Celestion Creamback)
- Mystery Cab
ヒストリックIR
Beyerdynamic 社100 年の歴史を彩ってきたマイクたちを詳細にキャプチャ。各マイクごとに、オン~オフまで5段階のポジションを収録。
使用マイク
- M19b Dynamic
- M20 Dynamic
- M26 Dynamic
- M55 Dynamic
- M57 Dynamic
- M61 Dynamic
- M65 Dynamic
- M66 Dynamic
- M67 Dynamic
- M69Nc Dynamic
- M81 Dynamic
- M320 Dynamic
- M380 Dynamic
- M410 Dynamic
- M500 Ribbon
- M610 Dynamic
- SoundstarX1 Dynamic
- M320 Dynamic
テクニカルIR
Kristian Kohleによって、2002年製Celestion V30スピーカーの前に最大14箇所の異なるマイクポジションでキャプチャされたIR を、9種類のマイクで収録。マイクの組み合わせを自由にブレンドし、自分だけのトーンを作り出すことが可能です。各IRの位相は慎重に調整されているため、ブレンドやミックスに集中できます。
使用マイク
- M24 Dynamic
- M88 Dynamic
- M130 Ribbon
- M160 Ribbon
- M201 Dynamic
- M260 Dynamic
- M360 Ribbon
- TG I51 Dynamic
- DT990(マイクとして使用)
プロデューサー紹介
Kristian KohleとJens Bogrenは、合わせて50年のプロダクション経験を持つベテランです。Beyerdynamicがこの二人にIRパックの制作を依頼したのも納得の組み合わせで、トーンにおける完璧なパートナーシップと言えるでしょう。
▲左からJens Bogren、Kristian Kohle
Kristian Kohle
Kristian Kohle(Powerwolf、Aborted、Electric Callboy、Van Canto、Melechesh)は、作曲家、プロデューサー、ミキシングエンジニアであり、ドイツにあるKohlekeller Studiosのオーナーでもあります。20年以上のキャリアを持ち、数々のチャート上位アルバムを手がけ、ゴールド3枚、プラチナ1枚のレコードも獲得しています。また、KristianはYouTubeチャンネルも好評で、エンジニアに最高のトーンを作り出す方法を教えることを使命としています。
Jens Bogren
Jensは、2001年に設立されたFascination Street Studiosの創設者兼責任者です。Jens Bogren は、2001年以来Fascination Street Studiosの創設者兼代表を務め、Sepultura, Kreator, Dimmu Borgir, Opeth, Amon Amarth, Arch Enemy, Devin Townsend, Paradise Lost, At The Gates, Soilwork, Moonspell, BabyMetal, Haken, Leprous, Katatonia, Stam1na, Septic Flesh and James LaBrie (Dream Theater) など、メタルのビッグアーティストたちとのアルバム制作やミックスで世界的に有名です。