ゲルマニウム・トランジスタを使用した独創のハイブリッドモジュールに、クラスAトランスバランス構成を融合。初期のEMI TG12345プリアンプやNEVEの1053、1055、1057、初期Telefunken、Fairchildが持つ貴重なゲルマウムサウンドを再現できると同時に、ハイファイ系のサウンドにまで表現力を拡げています。驚異的な質感のバリエーションを持つ、まさに新世代のマイクロホンプリアンプです。
『いますぐ手に入れるべき一台・・・いままで私が(機材に対してもってきた)オピニオンを完全に超えてしまっている・・・・素晴らしいの一言だ!』 — MAGIC GARDEN STUDIO / ブライアン・ルーセイ
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Germanium Pre Amp / DI の幅広い質感コントロールの秘密はGERMANIUM DRIVE(GAIN)、FEEDBACK、PAD、THICKの4つの要素がインタラクティブに相互作用する点にあります。同じゲインが得られるノブや スイッチの設定は無限大にあり、その組合せパターンごとに異なるトーンバリエーションを得ることができます。プリアンプの増幅プロセスの変化から倍音など の質感をコントロールし、EQ、コンプレッサー、エキサイターなどといった従来の発想とは全く違った方法で、幅広いビンテージ系のトーン(音色)を自在に 操ることができます。
以下のように、同じゲイン量でもノブ位置の組み合わせによって、得られるトーン(質感)は様々です。
このセッティング例以外 にもつまみの組合せは無限大にあり、更にPADスイッチとTHICKスイッチを絡めた場合には、さらにに膨大なバリエーションをコントロールできるようになります。
セッティング例 (1) — Gain 2、Feedback10
多少ローエンドが強調され、軽くハイエンドがロールオフします。THD(倍音)やノイズが少ないHiFiなセッティングです。
セッティング例 (2) — Gain 5、Feedback 5
多少ローエンドが強調され、ハイエンドはフラット。THD(倍音)はミディアムです。たいへんフラットなセッティングが得られます。
セッティング例 (3) — Gain 9、Feedback 2
ローエンドはフラットになり、ハイエンドが強調されます。THD(倍音)はミディアムで上記の2)のセッティングに近くなります。
セッティング例 (4) — Gain 10、Feedback 1.5
微少のローエンドのロールオフ、スムースなハイエンドの強調。THD(倍音)はユニティーゲイン設定の中では最も大きくなります。
その他のユニティー・ゲイン設定(それぞれ異なる質感を演出)
RTAグラフは特定の条件における測定参考例であり、入力されるソースレベルや接続機器により異なります。また、音色が確定される要素はここに示すTHDとf特だけではありません。
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独創的で優れた設計により、一般的にはノイジーなイメージのゲルマニウム・トランジスタをハイブリッドモジュール化、+40Voltのハイパワーカ レント駆動とすることで、驚くほど静かなマイクプリアンプに仕上がりました。Germanium Pre AmpはChandler製品の中でも最も高いヘッドルーム値を持っており+34dBuまでクリップすることなく出力が可能となっています!
太い、温かい、オーガニック、ビンテージ質感、またはソニック、レスポンスの良さなどGermanium Pre Ampを表現するキーワードはいくらでも見つけることができます。それだけ多彩なバリエーションをこのGermanium Pre Ampは持っているということです。そしてその全ては心地良く、最も音楽的に響くアナログサウンドです。
「LINE入力でパッド系のシンセに使うと凄い厚みが増すというか、広がりも出るし結構凄い効果があります。シンセとかに通すと面白いですね。かなり前に出てきます。Line6 PODなどのギターアンプシミュレーターからGermanium Preに突っ込んでも相当変わりますからね。色付けは結構濃い感じにできます。一度通した音を聞いてしまうともう戻れませんよ(笑 Thickモードも時々使います。アコギにもいいですよね。
ドラムではスネアと相性が良いです。
Germaniumシリーズは、作れる音のふり幅がギターのエフェクターに近いというか、劇的に変えることもできるし。コントロールに慣れは必要ですが、使いこなせるようになれば多彩な音が作れて便利です。
シンプルにいい音で録れるような機材はビンテージもので沢山あるし、その定番機材を超えるのはなかなか難しいですけど、Germaniumシリーズのように新しいコンセプトでこれにしか出せないような、攻めている感じのものは面白いと思いますね。」→ 続きを読む
サウンドプロデューサー
鈴木Daichi秀行様