『FMX 12』は、2-Way同軸設計、ポールマウントに対応するホーンデザイン、リニアフェーズ FIRフィルターの優れた位相特性による濁りの無い音という特長を持ち、あらゆるパフォーマーのニーズに応えるモニタリングソリューションです。
軽量x高効率なClass-Dアンプを搭載
『FMX 12』は、低消費電流で動作し、高出力を実現するClass-Dアンプを内蔵しています。RMS出力は、600Wを出力します。即戦力として使えるプリセットにより仮設現場でも迅速なサウンドメイキングが可能です。
用途に合わせて設定できる8つのプリセット
Class-Dアンプに内蔵されるDSPにより、ステージモニター用として6パターン、ポールマウントスピーカー用として2パターンの合計8つのプリセットからシーンに合わせて手軽にサウンドを変えることができます。
『FMX 12』では、HF/LFに帯域分割させるクロスオーバーフィルターにリニアフェーズ FIRフィルターを採用し、位相周波数特性の波形の崩れを起こさず、HF(高域用)とLF(低域用)から一定の位相特性を保ちスムーズな出力を実現します。
同軸スピーカー
同軸スピーカーは、ウーハーとツイーターが同一軸に組み込まれており、発音源が物理的に一点となることで、音源軸のズレによる位相差を軽減し、リニアフェーズ FIRフィルターと相まって安定した定位感のあるサウンドを奏でます。
36mmポールマウントホール装備
側面部に、36mmポールマウントホールを装備。標準的なスピーカースタンドに設置することが可能です。DSPプリセットの切替と併せてメインスピーカーとしても活躍するユーティリティ性を兼ね備えています。
工場出荷時のホーンは、ステージモニター用として水平60°、垂直90°でマウントされています。これは横方向にある他のモニターとの干渉を極力抑え、前後位置のカバーエリアを確保する為のマウントです。ステージモニター時の横方向へのカバーエリアの拡張を行いたい場合や、ポールマウント・セッテイング時に横方向への広がりを抑えたい場合は、ホーンが装着されているスピーカーユニットを回転させることにより、カバーエリア(指向角)を変えることができます。
アンプ部の冷却方式は、自然対流式を採用したファンレス仕様。パフォーマーのみならず、最前列のオーディエンスに対しても、ファンの駆動音による演奏の妨げを心配する必要がありません。繊細なニュアンスを必要とする、アコースティックライブやクラシックコンサートでも活躍するステージモニターです。
コネクターやコントロール部を意識させないデザイン
入出力接続端子/操作部
背面
入出力接続端子や操作部を側面に配置しました。これにより客席側から見える背面がスッキリとしたデザインとなります。