Ferrum AudioのDAコンバーター「WANDLA HP」は、高い評価を獲得したフラッグシップD/AコンバーターWANDLAに、4.4mm出力を備えた高品質なヘッドホンアンプを統合した新モデルです。DAC内蔵ヘッドホンアンプのERCO Gen2と、最上位の組み合わせであるWANDLA+OORの間に位置し、ヘッドホン愛好家にとって理想的なワンボックスソリューションを提供します。
WANDLA HPは、WANDLA専用に最適化された完全バランス設計のヘッドホンアンプ回路を搭載。50Ωで最大3.5W(4.4mmバランス出力)という強力な出力を実現し、あらゆるヘッドホンを余裕を持ってドライブします。 |
“WANDLA HPは、ハイエンドDACチップとして定評のあるESS Technology製「ES9038PRO」を搭載しPCM768kHz/32bit,DSD256(ASIO Native/DoP)に対応しました。 DACチップ近傍に配置されたAbracon製超低ノイズ100MHz水晶クロックにより、ジッターの影響を排除したクロック供給を行います。 さらに、電流バッファーを設けた新開発のI/V変換回路により、極めて低歪みなD/Aを実現しました。” |
“WANDLA HPでは、これまで分散して実装していた5つのチップを1チップに集約し、最短のシグナルパスを実現する自社設計の「SERCE」モジュールを新開発いたしました。 チップには高速処理が可能なARM STM32H7を使用し、独自開発のフィルター、USBレシーバーやMQAデコーダーなど複数の機能を1箇所にまとめ、信号伝達の合理化を図りました。” |
WANDLA HPは、HQ Playerで知られるSignalyst社のJussi Laako氏とのコラボレーションにより、Signalyst独自のデジタルフィルターを搭載した世界初のD/Aコンバーターです。 |
“大きな電流出力をもつES9038PROでは、大電流を受け止めるI/V変換回路の開発が難しく、I/V変換部分がボトルネックとなる課題がありました。 WANDLA HPでは、ES9038PROをチャンネルあたり4基で使用した際に発生する大電流を受け止め、DACチップの性能を余すことなく後段へ受け渡しすためにI/V変換回路を新設計。 度重なるリスニングテストの末、高速・高スルーレートを実現するTI製バッファーアンプ「BUF634A」を使用し、最もシンプルな回路構成を採用するに至りました。 さらに、アナログ・アンチエイリアシング・フィルターにより、シグマ・デルタ変調の残留成分効果的に除去。 これらの特長により、これまで採用されてきたI/V段の設計に起因する、バイアスのないサウンドを実現することが可能となりました。” |
“WANDLA HPは、デスクトップオーディオ/リビングオーディオシステムの中核を担うべく、USB Type-C、S/PDIF(RCA、TOS)、AES/EBUといった主要なデジタル入力を装備しています。 さらに、ARC(Audio Return Channel)とI2S入力を実装いたしました。テレビの音声を高音質化したり、I2S出力搭載のトランスポートと組み合わせてシステムの拡張が可能です。 ※I2S入力では、standard I2SとMSB/left-justified、DSD信号のピンアサインを任意に切り替え可能です。 ※ARC、I2S入力では市販のHDMIケーブルをご使用ください。 ※ARC、I2S入力は送出機器やケーブルの仕様により正常に動作しない場合がございます。” |