数十年にわたって高品位なコンプレッサーの定番機種であり続けるFMR AudioのRNC1773は、その使いやすさと20万円以上のコンプレッサーにも匹敵するサウンドが最大の魅力です。さらにスーパーナイスモードは、どんなハイエンド機種にも装備されてない独創的なスムースコンプレッションを達成でき、本機でしか得られないナチュラルサウンドを得ることができます。
FMR Audio RNC1773の魅力的なサウンドはそのままに、更にブラッシュアップしてAPI500モジュール化した製品がこのRNC500です。RNC1773はアンバランス接続とACアダプターの仕様でしたが、RNC500ではAPI500専用ラックから電源供給され、さらにXLRバランスのプロレベルで入出力接続が可能になるため、業務用スタジオでの使用が想定されています。
また電源オン・オフ時のポップを防止する機能やオーバーカレントプロテクションも装備し、プロフェッショナルな音の現場で高い信頼感をもってご使用いただくことができます。
米国EQマガジンのレビューでは『この小さなコンプレッサーに出来ない事は何も無い!スーパーナイスモードでのアナログキャラクターを伴うレベル・マキシマイズは今までに聴いた事がにほど素晴しいサウンドだ。ノーマルモードでのコンプレッションも音楽的で、2000ドル以上の高価な機材にも匹敵する!』と大絶賛を受けました。
世界中で最も評価されている、コスト・パフォーマンスの高いコンプレッサーがAPI500のモジュールとして使用できるようになりました!
アナログ・ハードウェアならではの優れた操作性
RNC500では、コンプレッサーの基本、Threshold、Ratio、Attack、Release、Gainの5つのコントロールを、フル可変で細かくコントロールできます。どんな音がどんなセッティングで得られているのかが一目で分かる、そんな古き良き時代のアナログ機器の精神に基づくこのReally Nice Compressorは、素晴しいシグナルプロッセシングと使いやすさを実現しています。
また従来はアンバランスの入出力だったRNC1773は、RNC500ではAPI500の電源フレームの仕様に応じてXLRバランス入出力でご使用いただけるようになっています。これはどんなコンプレッサーとも異なる存在感をもつ本機のSuper Nice Modeを完全にプロフェッショナルなスタジオ環境でスムースに利用できるということです!
ノーマル&スーパーナイス・モード!
- ノーマルモード
可変幅が広く、パンチ感のあるアナログ・コンプレッサー・サウンド。価格からは想像もつかないほど多彩で音楽的なサウンドを作り出すことが可能です。これらのサウンドは$2,000以上もする高級機種にも匹敵する素晴しいサウンドであり、ライトなコンプレッションから、アグレッシブなリミッティング・サウンドまで自由自在にコントロールできます。 - スーパーナイスモード
コンプレッション時の色付けや、高域のロスを一切感じることなくゲインをかせぐ事ができます。これは一般的なオートモードとは全く異なり、すべてのパラメーターの変更が可能です。音の印象をまったく変えずに音圧を上げることができるので、プラグインのラウドネス・マキシマイザー的にマスタリングで使用したり、生楽器のトラッキング・コンプなどに適切なコンプレッションを与えることができます。
【スーパーナイスモードの仕組み】
Super Nice Modeはプロフェッショナルなテクニックを応用したモードです。スーパーナイスモードをアクティブにすると、RNC1773は小さなボディの中にカス ケードされた3層のコンプレッサー回路を持っているかのように働きます。このクラッシックな手法はアタック感を保持しながらダイナミクスをコントロールし たい時に数台のコンプレッサーをカスケードし、各々を薄くかけていくスタジオのシークレット・テクニックと同じです。
*イメージ図
しかしこのテクニックを実際に実行するとなると、少しやっかいです。まず数台のコンプレッサーが必要です。そして沢山のケーブルが必要です。ケーブ ル~ケーブルに引き回された信号は劣化します。それぞれのステージで発生する歪や雑音も3台分(3回路分)になってしまいます。そして何より熟練したテク ニックが必要となります。RNC1773のスーパーナイスモードはボタンを1つ押すだけで、3つのコンプレッサー回路をカスケードさせたような働きを1段 のVACにより再現します。あとはフロントパネルの5つのコントロールノブで微調整するだけで簡単に上記のようなシークレットテクニックを実行可能します。