RA-100はペダルを用いたリアンプに必要なリアンプリファイアー、DI、そしてプリアンプを1台ですべて兼ね揃えたデバイスです。
録音済みの生楽器やソフトシンセなどの音声を一度外部に出力し、エフェクターを通して再度録音する手法、”ペダル・リアンピング”。近年よりクリエイティブに進化を遂げているエフェクターを用いるこのリアンプは、作曲やプロダクションにおいて最も創造的な手法の一つと言えます。
そんなペダルでのリアンプでは、インターフェイスなどからの出力を適切な信号形式にしてペダルへ橋渡しする必要があります。そのうえペダルからの出力をクリアにインターフェイスへと送るDIやプリアンプも必須。RA-100なら、そのすべてを1台で担うことができます。
カスタムトランスを使用したナチュラルなリアンプリファイアーセクションに加え、極めてシンプルで癖のないDI/プリアンプ部によって、余分な色付けをせずにリアンプが可能。Franklin Audioらしいミニマルな外観を備えた、最もシンプルなリアンプ・アンド・リターンデバイスです。

リアンプがもたらすクリエイティビティ
ギターやベースはもちろん、ソフトシンセやドラム、ボーカルなどのあらゆる録音を、エフェクターなどのハードウェア全般に通す事をリアンプと言うようになった昨今。Franklin Audioは全くもって意外な音源を実験的にお気に入りのエフェクターなどに通すことが、スタジオでできる最もクリエイティブなことだと考えています。
ドラムバスをクレイジーなファズに通してみる。あるいは、ソフトシンセのパッドサウンドをお気に入りのアナログディレイに通してみる。DAW上でクリーンシグナルとMIXしても良いでしょう。
またクラシックなギターやベースのリアンピングでも、リアンプボックスはクリエイティブな力を発揮します。一度クリーンなシグナルを録ってしまえば、後はペダルだけに集中してサウンドメイクを追い込むことができる他、録音後に思いついた素晴らしいサウンドメイクのアイデアにも柔軟に対応することができます。

RA-100ならペダル・リアンピングを最もシンプルな接続や操作で実現可能。それでいて創造性を失わないコントロールとサウンドを持ち合わせているのも魅力です。
ノブは入力レベルと出力ゲイン、そしてアナログペダルの反応を変化させるインピーダンス(Z)コントロールの3つ。あなたの創造性を最大限活かすセッティングへ、迷うことなくたどり着くことができます。
そしてお気に入りのペダルが持つサウンドの邪魔になることが無いように、RA-100は極めてナチュラルで色付けの少ないサウンドデザインを採用。アナログディレイの温かみも、高品位リバーブの爽快感も、すべてを余すことなく伝達します。

楽器用プリアンプとしても活用可能
RA-100のリアンプリファイアー部、そしてプリアンプ部はそれぞれ単独で使用することが可能です。
アンプとマイクを使用したクラシックなリアンプを行う場合は、RA-100のリアンプリファイアー部だけを使用しましょう。カスタムトランス”FA-01″とインピーダンスコントロールによって、元のギター/ベースのサウンドを忠実に再現することが可能です。
ベースやギターなどの電子楽器をライン録音したい場合は、RA-100のプリアンプ部を活用することができます。クセのないクリアな設計のDI/プリアンプによって、楽器の鳴りを極めてナチュラルにキャプチャーすることが可能です。



