HEISERMAN AUDIOは、レプリカを作るためのコードを解読できていると言えます。ヘッドフォンをつけて「H251」の前でアコースティック・ギターを弾き始めた瞬間から、このマイクが美しいサウンドを持っていることは明らかでした。トップエンドに空気感があり、クリアで、粗さがなく、ローエンドは完璧なバランスに感じられます。ボーカルの録音では再び美しいトップエンドと素晴らしいフル・ボディのボトム・エンドが聞こえ、華やかな近接効果があります。このマイクで歌うととても感動的で、得られる声の音質は最高です。Dolly Partonが所有していた美しいヴィンテージ「251E」とのブラインドA/Bテストでは、シンガーのレラが「H251」を気に入り、私も自分の環境に持ち帰った後のブラインド・テストで「H251」を選び、それをミックスに使うことになりました。広範囲に渡ってオリジナルの「Telefunken ELA M 251E」と比較した結果、「H251」は、迷うことなく再現元のヴィンテージ・クラシックと肩を並べるワールド・クラスのマイクロフォンであると断言できます。 – アンソニー・グラビノ(TapeOP誌)
H251
HEISERMAN H251は、エンジニアリングのあらゆる面で細心の注意が払われた歴史的名機の1:1の正確な再現です。オリジナル251と同様の真鍮とアクリル・チャンバー・バックプレートと6μmのゴールド・スパッタリングのデュポン・マイラー®で作られた第4世代「HEISERMAN HK12」カプセルを搭載し、本体内部においても、1961年製のヴィンテージ・ユニットを元に設計された新製造のT14/1トランス、アクリル回路基板、オリジナルと同じ回転パターン・スイッチ、フェルトとフォームのクッション付きのCK12サドルを含むフル・アクリル・ヘッド・アセンブリに至るまで、オリジナル251とすべて等しく再現しています。回路部品は、ビシェイ製、およびタクマン製のレックス抵抗、NOSポリスチレンとPIOコンデンサー、そしてオリジナル設計に忠実な「湿式タンタル出力コンデンサー」で構成しています。マイクロフォンの仕上げにはオリジナルと同じシーメンス・グレーを使用した自動車用の塗装が施されています。「HK12」カプセルをはじめとするすべてのハードウェアは、ノースカロライナ州の2人の機械工マスターによって手作業で加工され、最適なレスポンスのために細心の注意を払って調整されています。
すべての「HEISERMAN H251」マイクロフォン・システムには、専用に製造された防弾仕様のPSU電源と251スタイル・コネクターを持つSOMMER製の真空管マイクケーブル(7.5m)が付属し、これらは頑丈なフライトケースに収められています。この「E」バージョンの「H251」にはTAD製プレミアム・ハイグレード6072真空管が装填されています。