デザイン
IGS Audio ONE LAは、入力および出力トランスにおいて、バランスの取れたフルチューブデバイスです。入力にはSowter 4383変圧器が搭載されており、出力にはEdcor 15k / 600が使われています。
オーディオ回路には2つの6N1P-EWデュアルトライオードが取り付けられており、圧縮回路にはT4Bxフォトセルの動作を制御する6N2P-EWトライオードと6AQ5ペントードが装備されています。
操作は至ってシンプルで、入力ゲインとピークリダクションを調整するだけです。
コントロール
One LA にはシンプルな2つのコントロールノブが装備されており、Peak-Reductionノブはサイドチェーン回路のゲインを制御するためのもので、スレッショルドとして機能します。
メイクアップゲイン機能を司るGainノブは、入力音声の増幅を行います。
またLimit / Compressスイッチで圧縮比をコントロールでき、VUメーターを切り替えて、ゲインリダクションまたは出力レベルを表示することもできます。
ONE LAにおける、デバイスの音質・性質はT4Bフォトセルに依存することが知られています。
T4Bx オプトセル
オリジナルでは、TELETRONIXエレクトロルミネッセンスパネルが使用されていました。過去に始まったオプトコンプレッションのアイデアは、今日でも育まれ続けています。 IGS Audioは、T4BXと呼ばれるT4Bと同等の独自のフォトセルを開発し、4BXフォトセルの製造において慎重に選択されたコンポーネントを使用し、それらを個別に測定およびマッチングすることで、各デバイスの音質を格段に引き上げることに成功しました。
ステレオペア
ステレオマッチしたペアもご利用いただけます。リンクソケットは背面パネルにあります。 2つのユニットをリンクするために必要なのはRCAケーブルだけで、完璧なステレオマッチングは、厳選されたチューブとエルマスイッチによって実現されます。