本物のサウンドを録るためのレコーディング・ギア
「ギタリストのために」というコンセプトのもとに開発された AXE I/O(2 IN/5 OUT)は、リリース以後多くのギタリストの間で話題となりました。AXE I/O Solo(2 IN/3 OUT)は、AXE I/O の仕様をコンパクトな筐体、お求めやすい価格に凝縮した、コンパクトなプレミアム・インターフェイスです。
ギターのために考え抜かれた究極のチャンネル
AXE I/O Solo には3種のサーキット・トポロジーが搭載されています。これにより、あらゆる種類のギター、ピックアップ、演奏スタイルに合う最適なサウンドが得られます。
ピックアップの選択
- PASSIVE
パッシブ・ピックアップからの入力を最高のトーンで増幅する回路です。低出力のビンテージ・ピックアップから、最新のハムバッカーまで対応します。 - ACTIVE
アクティブ・ピックアップを使用する場合に、不要なゲインステージをバイパスすることで、ダイレクトでクリーンなサウンドが得られます。
モードの選択
- JFET
わずかな倍音を付加するクラスAのディスクリートJFETモードです。 ミッドレンジにあたたかみが加わります。 - PURE
色付けのない、完全に透明で正確なサウンドです。
AXE I/O Solo は、入力インピーダンスを連続的に調整できることで話題となった AXE I/O と同じ Z-TONE™ 回路を搭載しており、入力インピーダンスを 2.2 kΩ(BOLD)から 1MΩ(SHARP)の間で調整可能です。
インピーダンス値を大きくすると(SHARP側に回すと)よりシャープで切れ味の良いサウンドに、小さくすると(BOLD側に回すと)より柔らかく太いサウンドになります。
ギターサウンドをさらに魅力的にするキャラクターのコントロールが、ノブを回すだけで簡単に行えます。わずか数分試すだけで、ミックスにピッタリと合うサウンドを得ることができ、録音後にEQで試行錯誤する時間を大幅に節約することができるでしょう。
ピュアで透明なマイクプリアンプ
マイクを使用したレコーディングにおいても、AXE I/O Solo の透明なクラスAマイクプリアンプが真価を発揮します。
超低ノイズフロアを実現した設計により、ささやくような繊細なボーカルから大音量のギター・アンプまで、5 Hz – 32 kHz ± 0.5 dB(@ 96 kHz)とワイドかつフラットな周波数特性にて収録可能です。
24-bit、192 kHz 対応の高品位な A/D D/A コンバーター、超低ジッター・クロックの高品位なアシンクロナスUSBオーディオ・インターフェイスとしても、価格を超えた品質を実感していただけるでしょう。
リアンプも驚くほど簡単に
アンプとストンプのサウンドを決めてギターをレコーディングした後、ミックス段階でアンプ、ストンプのサウンドを再調整したくなることはよくあることです。そこで、クリーンなギターサウンドもレコーディングしておき、そのトラックをミックス時にアンプ、ストンプで再度処理するリアンプ処理を行う人が増えていますが、その場合、リバースDIボックス、ハム・ノイズを防ぐためのグラウンド・ループ・インタラプタなどが必要でした。
AXE I/O Solo を使用したリアンプは簡単です。フロントパネルの INPUT 1 から Z-TONE サーキットを通して入力されたクリーン・トーンのギターをそのままレコーディングしてください。そして、AMP OUT からアンプに接続し、アンプ前に設置したマイクロフォンをリアパネルの INPUT 2(XLR/標準コンボ入力)に接続すればリアンプされた音色をレコーディング可能です。AMP OUT をストンプ・ボックスに接続し、そのアウトプットをフロントパネルの INPUT の入力すれば、ミックス時にハードウェア・エフェクターで実験を重ねることもできます。AXE I/O Control Panel ソフトウェアでは AMP OUT のグランド・リフトも選択できるので、アンプ接続時のグランド・ループもクリックひとつで回避することができます。