すべてのアナログ・シンセ・ファンのための次世代機
UNO Synth Pro には、考え得るすべてのアナログ・シンセ・サウンドを生み出すパワーがあります。デュアル・フィルター、パラフォニック・デザインの3基のオシレーター、256種類のプリセット、64ステップ・シーケンサー、スタジオ品質のエフェクト、自由度の高い接続など、UNO Synth Pro はサウンドデザイナーのための新境地を切り開きます。
UNO Synth Pro には、頑丈なメタルシャーシに37鍵の Fatar 製シンセアクション鍵盤を搭載した UNO Synth Pro、どこにでも持ち運べる、静電容量式キーボードを採用した UNO Synth Pro Desktop の2種類が用意されています。
スケールの大きな、本物のアナログ・サウンド
UNO Synth Pro には、パルス・ウィズ・モジュレーション、連続的な波形モーフィングが可能なアナログ・オシレーターが3基搭載されており、オシレーター・シンクによる複雑な倍音の強烈なサウンド、FM(周波数変調)によるベルのようなサウンドまでデザインできます。また、リング・モジュレーションによる金属的なSFサウンドに加え、パーカッシブなサウンドを作るのに便利なホワイト・ノイズ・ジェネレーターとしても使用できます。
伝説のシンセサイザーの音色を再現することはもちろん、まったく新しい音色を作ることも可能。UNO Synth Pro には、必要なツールがすべて揃っています。
デュアル・フィルターによる24種類のフィルター・モード
UNO Synth Pro は、UNO Synth で実績のある2ポール OTA マルチモード・フィルターに加え、自己発振が可能な2ポール/4ポール SSI 製ローパス・フィルターが追加されたデュアル・フィルター仕様です。これら2基のフィルターは、直列または並列で使用でき、位相反転のパターンを加えて合計24種類のフィルター・モードが利用できます。
このユニークなデザインにより、クラシックなビンテージ・サウンドの再現から、まったく新しい実験的なサウンドまで、無限の音色の可能性を提供します。
エンベロープ、フィルター、モジュレーション・マトリクス
UNO Synth Pro には、フィルター用エンベロープ、アンプリファイア用エンベロープの計2基のフルADSRエンベロープが搭載されています。これらのエンベロープは、オシレーターのピッチ、ウェーブシェイプ、LFOのスピード、他のエンベロープ・ステージまで、さまざまパラメーターの変調元として利用可能です。
UNO Synth Pro に搭載された2基のLFOは、オーソドックスなビブラート、ワウ、トレモロなどの効果を作るための変調元として使用できる他、オーディオ・レンジFMを含む複雑なモジュレーションを行うことができます。
複雑になりがちなルーティングは、16スロットのモジュレーション・マトリクスで簡単に行えます。エンベロープやLFOなどの内部ソースだけでなく、外部MIDIコントローラーなどの外部ソースも合わせて、より複雑な変調経路を構築することが可能です。
ディープな内蔵エフェクト
UNO Synth Pro には、IK の長年に渡るアナログ・エフェクト・モデリングの技術も投入されています。UNO Synth 譲りのアナログ・オーバードライブ回路に加え、モジュレーション、ディレイ、リバーブと、3つのデジタル・エフェクト(合計12種類)も加わりました。
なお、外部入力信号は、フィルター、エフェクトにルーティングすることもでき、あらゆるオーディオ素材を処理することができます。
比類のないクリエイティブツール
イタリア製の鍵盤とコントロール・セクション
UNO Synth Pro のキーボードには、イタリア Fatar 社製の37鍵のプレミアム・シンセ・アクション鍵盤が採用されました。UNO Synth Pro Desktop では、オリジナル UNO Synth の耐久性の高い静電容量感知キーを強化したバージョンが使われると同時に、ピッチとモジュレーション・ストリップを搭載して表現力を高めています。
キーボード版、デスクトップ版ともコントロール・セクションにはしっかりとした感触のラバー・パッドを採用し、LEDバックライト・インジケーター、操作中の情報を表示するOLEDディスプレイを搭載しているので、ステージでのライブ、スタジオでのディープなプログラミング・セッションでも、これまで以上に使いやすくなっています。
パワフルなプリセット、シーケンサー、アルペジエーター
UNO Synth Pro にはユーザー・エディット可能な256のプリセットが用意されており、オシレーターからエフェクトまでサウンド・エンジン全体の状態を記録することができます。
内蔵の64ステップ・シーケンサーは、ステップ、リアルタイム・レコーディングの両方に対応し、最大40のパラメーターをオートメーション記録することで、時間とともに変化する高度なサウンドスケープを作成することができます。CV、Gate 情報さえもオートメーション可能です。
さらに、10モードのアルペジエーターも使用でき、複雑なシーケンスを簡単に作成できます。パラフォニック・デザインのオシレーター部を利用した「コード・モード」も搭載しています。
バランス出力、CV/Gateを含む豊富な接続端子
UNO Synth Pro には、バランス・ステレオ出力とヘッドフォン出力が装備され、ステージでも、スタジオでも、ノイズの心配をせずに最高の音質で接続可能です。
MIDI 入出力は USB と5ピン DIN の両方に対応し、他のシンセサイザー、Mac / PC、モバイル・デバイスとの統合も簡単です。アサイン可能な CV / Gate 端子も各2個あり、Eurorack など他のモジュラー・システムとの相互接続も楽に行うことができます。
外部オーディオ入力は、ミキサーを使わずに複数台をデイジーチェーン接続するパススルーだけでなく、フィルター、エフェクトの前段に接続することもできるので、よりクリエイティブな応用が可能となりました。