<KSD-RC 概要>
このKSD-RC/C-Reference専用リモコンで設定出来るパラメータのパターンは1種類です。 複数のスタジオ環境に合わせてパラメータパターンをメモリーしたり、呼び出すことは出来ません。 音場測定/自動補正はできません。すべてマニュアル設定のリモートコントローラーです。 コントローラーにメモリー機能は無く、パラメーターはスピーカー本体に記憶されます。 オペレーションに[enter],[All Clear],[Set up][Memory]などのコマンドは存在せず、 変更された設定はダイレクトに反映されます。 デジタルコントロールですので多少のディレイが生じる場合があります。
<コントロール>
ボリュームコントロール
●Volume Control: 0〜-99.5dB(DSP後最終段のコントロール) ●MUTE:出力をミュートします。 ●DIM:出力がミュートではなくある一定のレベル(-20dB)で下がります。 ●GAIN:-32dB〜+6dB(DSP前段のコントロール)
<パラメーター>
●イコライザー
EQパラメーターは6ポイント設定可能 / 6BAND EQ 6つの各ポイントのパラメーターで以下を設定します。 (EQ1〜EQ6)
1Friquency/周波数24Hz〜16KHz
2Quality/0.1〜20.0 選択した周波数を中心として以外の帯域に影響します。 シェルビングの幅のように考えられます。
3Gain/選択した周波数のゲイン -12dB〜+12dB
●シェルビング
High Shelving:-6dB〜+6dB Low Shelving:-6dB〜+6dB
●ディレイ Delay:0.0mから3.1m
●「MID」と「SIDE」について MIDはmono信号での設定、SIDEは2つのスピーカーをステレオで使用する際にご利用ください。 通常のステレオ環境下では「MID」「SIDE」のパラメーターを未選択のまま設定を変更してください。 未選択のままであればMID」「SIDE」両方同時に同じように設定が変更されます。
<パラメーターの設定とメモリー>
KSD-RCリモコンをご使用のKSDスピーカーに接続し、設定を行います。 設定が終了したら一度スピーカー本体の電源を切り、リモコンを本体から取り外します。 これで設定したパラメーターがスピーカー本体のDSPにメモリーされます。
再度スピーカー本体の電源を入れます。 すると今回設定したパラメーターがリモコン無しで呼び出され、設定が反映されます。
各パラメータが変更されているか否かはリモコンを接続するとディスプレイ上で確認できます。
×EQなど、いわゆる「ペケ×」マークが表示されたら設定はフラット/デフォルトのままです。