数々の賞を獲得し、高い人気を誇るチャンネルストリップ CORE® の回路テクノロジーを基に開発されたプリアンプを4基備える FORCE は、優美なシャーシに収められ、米カリフォルニアで職人の手作業によって精巧に組み立てられています。また効率的な生産を行うことで、魅力的な価格も実現しています。
ナチュラルな FORCE
FORCE の操作子は人間工学に基づいてまとめられているため、快適に扱うことができます。堅牢に取り付けられたロータリーポットの動きは滑らかで、しっかりしたラッチ式のスイッチを装備し、1/4インチ標準ジャックのDI入力もフロントパネルに備え付けられています。チャンネルごとに用意された7ポイントのLEDメーターはCNCによって高精度に彫られたダブルインレイで強調され、見た目も楽しく、信号レベルを的確に把握することができます。外観にもこだわったこの南カリフォルニアで製造されているプリアンプは、サウンドのグレードアップのみならずスタジオを誇らしく飾るに相応しいギアとなるでしょう。
ソニック ツール ド FORCE
マイクロフォンからの信号は金メッキされたXLR端子からダイレクトにマイク入力トランスフォーマーである MANLEY IRON® に送られます。ラインレベルの信号やギターやキーボードなどの楽器の信号は、フロントパネルの1/4インチ 10 MΩ のHi-Z(DI)入力を使用します。この場合、入力レベルコントロールは可変式の入力パッドとして適切なレベル設定に役立ちます。もちろん、位相反転スイッチと 120 Hz のハイパスフィルターも回路に組み込まれています – そして、12AX7 の双三極のアンプ段はピュアクラスAで動作します。
各チャンネルのゲイン幅はフロントパネルのスイッチで 40 dB / 50 dB を選択できる他、内部ジャンパーでさらに 10 dB を稼ぐことも可能です。出力段においては、まるで「大型トラックを運転している」かのような余裕すら感じ取ることができるでしょう。
パワフルな FORCE
革新的な電源部は、高電圧の真空管回路とオーディオの電源技術を牽引する Bruno Putzeys のエキスパートチームが Manley のため特別に設計を行いました。すでに CORE でその実力を証明したこの電源部は、真空管に 300V DC の高電圧を供給し、強靭な 6V ヒーターライン、そしてファンタム電源とソリッドステートコントロールボルテージ用のいくつかの電圧経路が備わっています。
余裕のあるヘッドルームに高い電圧は必須であり、これは音質全体の性能にも大きく関わります。低インピーダンス、高い効率性、高周波放出を抑え静音性が保たれた設計の優れた電源ユニットがあってこそ FORCE の素晴らしいサウンドは実現します。
電源はユニバーサル仕様です。世界中を旅しながらそのサウンドを得ることができるでしょう。
弛まない努力
これだけ贅沢なサウンドとルックスでチャンネル単価が10万円以下?
そうです。もちろん、Manley のサウンド、頑丈かつ精巧な外装など、どこにも妥協はありません。製造も Manley のアメリカ工場で、手作業によって行なわれています。Manley チームはこの価格を実現するために更なる製造効率の最適化に努めました – すべては皆様に FORCE を手にしていただくためです。