マルチ・パターン・チューブ・マイクロフォン
忠実さを追求する時、Reference Gold がそのゴールと言えます。
職人によるアメリカ製の CK12 スタイルのカプセルは美しい金メッキボディに覆われ、マルチパターン設計によって他のマイクでは不可能であった微細なニュアンスを見事に捉え、深みのあるサウンドをもたらします。
これこそが本物、そしてこれこそが真実です。
Reference Gold はレコーディングを真に忠実に行える、現在手に入る最も素晴らしいマイクロフォンのひとつです。カプセルは直径1インチのラージダイアフラムを装備し、米国カリフォルニアにて最新のマイクロミリ精度を誇る機械と職人の手によって精密に組み立てられています。カプセルリングとバックプレートは、ソリッドブラスの削り出しを使用。金蒸着された極薄のドイツ製ダイアフラムフィルムは David Josephson 氏の技術を用いて適度なテンションが保たれ、安定した性能のカプセル供給を実現します。スピード、空気感、優れた超高域特性 – 夢にまで見たマイクが今ここに!
Reference Gold のオールチューブ回路は、2つの三極管をカスケードしてゲインブロックを形成します。近年では双三極管の 12AT7 に切り替え、セラミックソケットを利用する事で交換が容易になりました(以前使用していた 6072A は Manley Laboratories の求める品質をパスするものが入手困難となったため、その後しばらくは 12AX7 を採用していました)。
出力段には Manley のトランスフォーマーが備え付けられています。この出力トランスは非常に高いサウンドクォリティをもたらし、ニッケルラミネートされたミューメタルケースに収めることで、ハムノイズや外部干渉を防ぎます。
指向性は切り替え可能で、オムニ、カーディオイド、フィギア8の間を無段階で設定できます – このことがさらなる多様性をもたらすことでしょう。
Manley は網目の荒い、非常にオープンなステンレスグリルを採用しました。これによりカプセルをしっかりと保護しつつも、高域をしっかりと捉える事ができ、ポップスクリーンとしての効果もより明白になります。結果、Reference Gold は究極に近い高域と低域を捉える事が可能となり、色付けなく、贅沢で滑らか、そして自然さを備え、空間をありのまま伝えます。
約 9 m のロック機構を備えた6ピンXLRケーブルは厳格にフィルター処理され、専用パワーサプライからヒーター電圧を個別に送ります。
オーディオ信号は通常の3ピンXLR端子で送られます。ボディはブラス削り出しで、優れたシールディング性能を誇ります。そして磨き上げられた24金メッキの印象的なフィニッシュが、アーテイストやプロデューサーのモチベーションをグッと引き上げてくれる事でしょう!
Reference Gold には専用のサスペンションシステムのショックマウントが付属します(マイクカプセル自体もネオプレーンゴムによるショックマウント仕様です)。このサスペンションはほぼボディと一体となっているため、修理をする際も外す必要はありません。そして便利なスイベル機構を持つこのサスペンションをマイクスタンドやTバーに取り付けて使用できます。