Messengerは、Moogが開発した次世代のモノフォニック・アナログ・キーボード・シンセサイザーです。長年にわたり愛され続けてきた回路構成に革新的なアレンジを加えたMessengerは、象徴的なMoogサウンドに、柔軟かつ現代的な機能を融合。新たな時代の音楽家、プロデューサー、そしてサウンドデザイナーの創造性に応えます。
コンパクトな筐体から迫力のサウンドを生み出すMessengerは、ウェーブフォールディング機能を備えた2基のオシレーター、連続可変のウェーブシェイプを持つサブオシレーター、ループ対応のADSRエンベロープを2基、ベロシティとアフタータッチに対応した32鍵のフルサイズ・セミウェイテッド鍵盤、そして高いレゾナンス設定にしたときの低域補正や複数のフィルタースロープ、マルチモード動作に対応した伝説的なMoogラダーフィルターを搭載しています。
力強いリードや繊細なテクスチャ、そして深く唸るようなベースまで幅広く対応するMessengerは、ステージにもスタジオにも即戦力となる、表現力豊かで親しみやすいクリエイティブツールです。
Moogが再定義する、次世代モノシンセ
時代を超える直感性
Messengerは、Minimoog Model D、Voyager、Grandmother、そしてSubsequent 37といったMoogの象徴的で名高いモノフォニック・シンセサイザーの血統を受け継ぎながら、革新的な回路と時代を超えたアナログサウンドによって、親しみのあるフォーマットに新たな息吹をもたらします。
伝説の再構築
Moog史上初の新機能を備えたMessengerのフィルターは、伝説的なラダーフィルターに新たなアプローチを加えたもので、ハイパスおよびバンドパス応答に対応するほか、RES BASSスイッチの操作により、レゾナンスを高めた際に低域を保持するモードと、従来のローパス・ラダーフィルター動作とを切り替えることができます。
指先からひらめきを
ベロシティとアフタータッチに対応した32鍵のフルサイズ・セミウェイテッド鍵盤、堅牢なメタルパネル、256のプリセット、各機能に対応したノブを搭載するMessengerは、演奏性に優れ、次のライブにもすぐに連れて行けます。
作曲のための強力な中枢
最大64ステップのシーケンスを手軽に記録できるほか、チャンスオペレーションの統合や、ランダムな変動、パラメーターの記録にも対応しています。豊富なアルペジエーターパターンを試しながら、音を無限に連ねていくような演奏を楽しめます。
サウンドデザインとモジュレーションの実験室
ループ可能なADSRエンベロープ2基と2基のLFO、さらにオシレーター2を介した周波数帯域およびオーディオレートでの拡張モジュレーションにより、豊富な変調オプションと、より深く複雑な可能性が広がります。
多彩な接続性
Messengerは、アナログCVパッチポイントを6系統、フィルターへの外部オーディオ入力、エクスプレッションおよびサステインペダル用入力、さらに5ピンDIN MIDIの入出力とUSB-C経由のMIDIを備え、あらゆるスタジオやライブセットアップにスムーズに統合できます。