Moogファミリーの最新メンバーは 、 サウンドをかたちづくる画期的なツールです 。10バンド ・ フィルター ・ バンクで構成されるアナログ ・ スペクトラル ・ プロセッサー 「Spectravox」 は 、 いきいきとしたドローンやカラフルなスイープサウンドを自ら生み出し 、 外部入力を活用してレゾナンスを加えればサイケデリックなスペクトルの動きを与えることができます 。
マイクとSpectravoxを接続すれば 、 革新的な機能と多彩なモジュレーションを備えた10バンドのアナログボコーダーになります。
ボコーダーとフィルターバンクのトポロジーを探求し発展させたSpectravoxは 、 あらゆる規模のスタジオに統合できる多機能なパッチベイを備えた、非常に柔軟性の高いインストゥルメント&シグナルプロセッサーです。
1960年代にMoog 907 Fixed Filter Bankが登場して以来 、 シンセサイザー奏者たちはサウンドのスペクトルを操ることに喜びを見いだし 、 サウンドの周波数帯域を演奏するかのようにレベルコントロールすることで豊かな母音を思わせるサウンドや色とりどりのサウンドアニメーションを作り出してきました。
Spectravoxに搭載されているユニークなフィルターは 、旧来の周波数帯固定のフィックスド ・ フィルター ・ バンクとは異なり 、 もはや固定されることなくそれぞれの周波数帯を並行してシフトできるため 、 別世界のような電圧制御のスペクトルアニメーションやフェイザーにも似た鮮やかなスウィープを作り出すことができます。
レゾナンス可変の10バンドフィルターは 、 ソフトなサウンドから煌めくように重厚なエフェクトまで変幻自在で 、Spectravoxは 、 あなたが愛するサウンドを驚くような新しい姿へと変貌させ 、 スタジオに新たなサウンドの可能性をもたらします。
Spectravoxは 、 アナログ回路による重厚なMoogオシレーターとホワイト ・ ノイズ ・ ジェネレーターを内蔵した魅力的なシンセサイザーです 。
Spectravoxのプログラム入力には 、XLR/ フォン端子のコンボジャックを採用し 、 入力されているサウンドが持つ周波数構成を解析するための二次フィルターバンクを備えた 、10バンドのアナログボコーダーとしても機能します。 このボコーダーモードでは 、10系統の解析用フィルターによってあらゆる外部入力されているサウンドの音色特性を 、 あなたの想像を超えるサウンドにマッピングできます。
あなたの声のダイナミクスでSpectravoxのウォームなアナログオシレーターを変化させたり 、 ドラムマシンの音によってギターのコード演奏を魅惑的でパーカッシブなアニメーションへと変化させたりといったことができますSpectravoxは、ボブ・モーグとウェンディ・カルロスが1960年代後半に手がけた先駆的なボコーダーにインスピレーションを受けて開発されました 。
そしてさらにその元となった製品は 、1930年代の開発されたホーマー・ダドリーのオリジナルデザインに基づくもので、1972年のスタンリー・キューブリック監督の映画『時計じかけのオレンジ』でも効果的に使用されました。
これらの初期のデザインをさらに革新させ 、Spectravoxはフィルターバンクに10系統のステイト ・ バリアブル・ フィルターを搭載し 、 その10系統のすべてが内蔵の三角波LFOまたは外部CVによって周波数シフトすることができます。
Moog 16Channel Vocoderより受け継いだ母音を強調するHiss & Buzz機能も備えたSpectravoxは 、 アナログ ・ フィルター ・ バンクの大きな躍進であると同時に 、 黎明期の音楽テクノロジー史への愛ある賛美でもあるのです。
フィルターバンクに用意された各フィルターのパッチポイントと付属のパッチケーブルを利用して 、 周波数スペクトルをスクランブルさせれば 、 予測不可能な素晴らしいテクスチャーを作り出せます 。 デジタルシンセサイザーやその他の音源に対して、 アナログの温かみを与えたり 、 絶妙なフェイズ効果を与えるといったことも可能です 。
Spectravoxを 、 その他のMoogセミモジュラーシンセサイザーやユーロラックモジュールと組み合わせてしようできるパッチベイを搭載しており 、 内蔵パラメーターのほぼすべてを外部からコントロールできます 。Spectravoxは 、 境界を押し広げる楽器です 。 まったく新しい音作りの方法を探求するようあなたを誘います 。