どこにいても、クリエイト&プロデュース
Nektar Impact LX Mini は、人気の LX シリーズ USB MIDI コントローラー・キーボードのパワーを、真にポータブルなものにします。創造性を刺激するパワフルかつ直感的なリアルタイムコントロールの数々によって、場所に囚われず、スムーズなワークフローを体験できるでしょう。明快なコントロール、アルペジエーター/ノートリピート、ドラムパッド、演奏の喜びを感じられるミニ鍵盤に加え、定評ある Nektar DAWインテグレーションにも対応。このコンパクトな LX Mini には、制作に必要な「基本」がしっかりと詰め込まれています。
演奏、パフォーマンス、プロデュースに必須の機能を搭載
・鍵盤
新開発のキーベッドに25鍵のミニ鍵盤(ベロシティ対応)を搭載。たしかな弾き心地とともに、表現力豊かな演奏をお楽しみください。キーボードの反応は、演奏スタイルに合わせ、4つのベロシティカーブもしくは3つの固定値から選択できます。専用のオクターブボタンを使えばオクターブシフトも手早く行え、「パート2」ボタンをトランスポーズ用としてお使いいただくことも可能です。
・パッド
LX Mini は、フィンガードラミングに最適な8つのベロシティ対応パッドを搭載し、表現力豊かなグルーヴやビートを生み出すことができます。アサイン(割り当て)は数秒で行え、4つのパッドマップに保存、合計32のノートアサインが可能となっています。
・ジョイスティック
ジョイスティックは4つのモジュレーションコントロールを1つに集約したもので、左右方向はピッチベンド、上方向はモジュレーション、下方向はフットペダルコントロールに設定されています。このレバーはプッシュボタンとしての機能も併せ持ち、押すことでフットペダルコントロールを最大レベルで送信します。上下方向とプッシュボタンには、任意の MIDI CC# を割り当てることができ、その設定は電源を入れ直しても保持されます。
・トランスポート
鍵盤左側に並ぶトランスポートボタンは、DAWのコントロールに使用します。すべてのボタンは MIDI アサインが可能となっており、“Shift” ボタンと組み合わせることでそのアサイン数が2倍(14)に増えます。Nektar DAW インテグレーションでは、さらにもう1つの階層が控えており、最大で21の機能がプリマッピングされます。
・ノブ
8基のノブを操作すれば、アルペジオ、インストゥルメント、MIDI CC といったパラメーターへ瞬時にアクセスできます。ノブに割り当てられた機能の切り替えは、モードボタン(Instrument、Internal、Function)を使って行います。“Page” ボタンを併用することで、そのアサイン数は2倍(16)になります。
・フットスイッチ端子
LX Mini には、このサイズのキーボードで省かれがちなフットスイッチソケットが用意されています。付属の「1/8インチ – 1/4インチ変換アダプタ」を使い、標準的なサスティンペダル(別売)を接続しましょう。極性は起動時に自動検出され、任意の MIDI CC を割り当てることも可能です。
アルペジエーター/ノートリピート
2つ(鍵盤用とパッド用)のアルペジオ/リピートエンジンを駆使して、シンセやパーカッションのエキサイティングなラインを生み出しましょう!8基のノブを操作することで、レート、スゥイング、アクセントレベル、インターバル、テンポ、アルペジオモード(ノートリピート、アップ、アップ/ダウン、ダウン、アズプレイ)、アルペジオのオクターブ幅をリアルタイムに変更できます。
“Page” ボタンは、鍵盤とパッド、いずれのエンジンの設定を行うかを切り替えるもので、パッド右横にあるボタンでそれぞれを独立して動作させることができます。例えば、ハイハットやパーカッションサウンドをパッドで鳴らしつつ、アルペジオによるベースラインを鍵盤に割り当て、それらをノブでコントロールしていく、といったことが可能です。テンポは、内部あるいは外部からの MIDI 経由にロックします。
ダブルアップ : 「パート2」機能
「パート2」は、非常にユニークな機能です。演奏中に “Part 2” ボタンを押すことで、数オクターブ分を一気に上下する、瞬間的にトランスポーズする、別の MIDI チャンネルへ切り替える、といったことが即座に行えます。
ボタンから手を離すと、LX Mini は元の設定に戻ります。設定をラッチしたい? “Part 2” ボタンを押したまま、もう一方の “Part 2” ボタンを押しましょう。他のキーボードではできないような、新しい演奏が可能になります。
Nektar DAW インテグレーション
お使いのDAWにあわせた “Nektar DAW インテグレーション” をインストールするだけで、LX Mini から必要なタスクをコントロールできるようになります。トラックパッドやマウスをいったん休ませ、セッションの再生や停止、トラックやパッチのナビゲート、ウィンドウの開閉など、直感的なハンズオンコントロールを体験してください。
Nektar DAW インテグレーションは、現在、Ableton Live、Bitwig、Cakewalk、Cubase、Digital Performer、FL Studio、GarageBand、Logic Pro X、Nuendo、Reason、Reaper、Studio One に対応しています。
インストゥルメントを調整
バーチャルインストゥルメントをハードシンセのようにコントロールしてみませんか?
LX Mini のインストゥルメントモードでは、ほとんどの DAW 内でバーチャルインストゥルメントをコントロールできるよう設定することが可能です。“Page” ボタンを組み合わせると、各ノブに2つのパラメーターを割り当てられるため、合計で16のパラメーターをコントロールできるようになります。
独立した大きめのボリュームノブでは、チャンネルボリュームを調整します。パラメーターの割り当ては至って簡単。“Shift” ボタンを押しながらソフトウェアのコントロールを動かし、次にハードウェアのコントロールを動かすだけで完了です。
作曲とパフォーマンスをすぐに始められるDAW、Bitwig 8-Track が付属!
LX Mini には、Bitwig 8-Track が付属します。この8トラックバージョンのDAW で、すぐに音楽プロデュース、演奏、サウンドデザインをお楽しみいただけます。Bitwig 8-Track には50以上のソフトウェア音源とエフェクトが付属し、最大で8つのオーディオまたは MIDI トラックの楽曲制作が可能です。また、市販の VST®プラグインを使うこともできます。さらに付属の “Bitwig Essentials Package” には、使いやすいループ、クリップとサンプルが用意され、初めて作曲に挑戦される方をサポートします。上位版である Bitwig Studio の機能と魅力を受け継ぎ、高い次元での制作ツールとしても、音楽アイディアを発展させる強力なスケッチパッドとしても魅力的な音楽ツールです。
Nektar の DAW インテグレーションは Bitwig 8-Track にも対応します。LX Mini と Bitwig 8-Track は素敵なコンビネーションとして、音楽制作ライフをより豊かなものにします。これからデジタル環境で音楽制作に挑戦される方にとって、最適な組み合わせと言えるでしょう。すでに他のDAWに慣れ親しんだ方にとっても、これまでとは別次元のインスピレーションを提供します。
国内正規輸入品限定!デジタルシンセサウンド満載の UVI Digital Synsations フルバージョンが付属!
80年代後半から90年代初頭にかけ、シンセサイザーをめぐる景色は変わり始めました。メーカーは、ノブやツマミを可能な限り排除した大きなマットブラックの筐体に、派手に輝くLCD画面と整然と並んだボタンを装備したモデルを開発し、レコードそしてステージを彩ってきました。これらのデジタル楽器の特徴的なサウンドと技術進歩は当時の音楽にも色強く反映され、その相互作用によってデジタルシンセの時代が幕を開けました。
これらのデジタルシンセは、それまでのアナログシンセとは異なり、簡単にエディットできるものではありませんでした。しかし豊富な同時発音数、内蔵シーケンサーとパターンメモリ、拡張メモリスロットやデジタルエフェクトなど、当時では最先端をいく魅力のある装備が数多く搭載されていました。加え、デジタル処理によっていくつかのモデルはサンプル再生と伝統的な手法の融合によって生み出された新しいシンセ方式を採用し、それまでにない新しい可能性をシンセ奏者やミュージシャンに提供しました。
Digital Synsations は魅力的な90年代のシンセサイザーの中から KORG M1 をはじめ、代表的な4モデルの音色と質感を継承したデジタルシンセコレクションです。
Nektar Technology について
2009年の創立以来、Nektar Technology は、「強力な音楽ソフトウェアとコントローラー・ハードウェアとの間のギャップを埋める」という使命を掲げ、情熱を燃やしています。ソフトウェアが常に進化し続ける中で、数多くのインストゥルメントやエフェクトが手軽に利用できるようになり、音楽制作はより身近なものとなりました。しかし、コントローラー・ハードウェアの進化は、残念ながらそれに及びません。Nektar Technology が目指すもの、それはミュージシャンが音楽ソフトウェアをハードウェアのように操作できる、直感的かつ刺激的なツールを開発、提供することです。
彼らの製品はすでに飛躍的な進化を遂げていますが、探求はまだ始まったばかりと言えます。エキスパート揃いの Nektar チームは、今後もその使命を果たすべく心血を注いでいくことでしょう。