Neumannにとって、KH 120はKHのラインナップで特別な存在です。12年前にモニターポートフォリオをスタートさせた、私たちの最初の製品です。ブロードキャストやスタジオから大変驚かれました。KH 120はすぐに、ハイエンド向けニアフィールドモニタリングのリファレンスとなりました。
では、世界中で評価を得ているパーフェクトなモニターに、私たちは何を加えれば良いのか?私たちは12年間の研究開発の進歩を振り返り、何十もの洗練された改良を加えたKH 120 IIを発売いたします。「これまで開発してきたものに決して満足しないということは、Neumann哲学の一つです。だからこそ、当社は開発、最適化、そしてより完璧なものを作り続けているのです」とポートフォリオマネージャーであるStephan Mauerは述べています。
大きな改良点の一つはDSP駆動のエレクトロニクスです。これにより、位相リニアクロスオーバーと、Neumannの革新的なMA 1によるオートモニターアライメントを実現しました。また、すべての音響パラメータも改善されました。
新しいバージョンでは、歪みがさらに少なく、低音はより深く、最大音圧レベルはより高く、解像度はさらに向上しています。
再設計されたキャビネットは、これまで使用されてきたアルミニウムよりも高い剛性を備えた、サステナブルな材料であるMDF(中密度繊維板)で作られています。
また、ウーファーも全く新しい設計を採用しました。新開発のキャビネットには、従来のMathematically Modeled Dispersion (MMDTM) ウェーブガイドを採用しました。
また、特許出願中のアンプ技術により、クラスDのエネルギー効率で優れたオーディオ性能を実現することはもちろん、何十もの改良が加えられています。
新しいシリーズではAES67オプションも提供し、アントラシート(ダークグレー)とホワイトの2色が用意されています。
KH 120 IIは、近年で、力強い成長を遂げてきたアプリケーションを強力にアップデートしたものです。
放送局、中継車、プロジェクトスタジオやレコーディングスタジオだけでなく、ストリーミングイベントやライブレコーディングなど、オーディオエキスパートが刻々と変化する作業環境において、ニアフィールドモニタリングは重要な鍵を握っています。KH 120 IIは、由緒あるKH 120 Aの後継者に相応しい製品です。
アライメントシステムのMA 1と組み合わせることで、次世代のニーズに対応する準備が整っているのです。