ステレオのソースを自然にサラウンドに展開する。映画のサウンドトラックなどダイナミックな広がりを持ったサラウンドのトラックにステレオのソースを加える。ミックス済みの音源からダイアログ成分だけを抽出してセンターに定位させるなど、Nugen AudioのHalo Upmix(ヘイロー・アップミックス)は、ステレオのソースをサラウンドへアップミックスする際に必要な調整を、直感的なインターフェイスで可能にします。
異なるマルチチャンネル間のアップミックスに対応。
Halo Upmix最新バージョンでは、LCRから5.1、5.1から7.1、7.1から9.1など、マルチチャンネル・オーディオからよりチャンネル数の多いサラウンドのフォーマットへアップミックスすることが可能になりました。3D Immersive Extensionを追加することで、垂直方向の分布をアップミックスに加え、7.1.2(Dolby® Atmosのベッド・トラック)に対応するアップミックスも可能です。
この機能追加により、Halo Upmixの用途がさらに拡大し、アーカイブ素材のレストレーション、コンテンツのメディアに合わせた再利用、ポスト・プロダクションからサウンド・デザインまで、Halo Upmixの可能性を広げます。
3D Immersive Extension拡張オプション
(7.1.2 Dolby Atmos®ベッド・トラック互換アップミックス、Ambisonic出力)
Halo 9.1 ExtensionにAmbisonic出力機能を追加した、3D Immersive Extension拡張オプションがリリース!
この拡張オプションを追加することで、Halo UpmixにLtmとRtmチャンネルが加わり、垂直方向の音のエネルギー拡散をリアルタイムで視覚的に表現するウィンドウが表示され、サラウンド空間での縦方向のコントロールが可能となります。ダイアログの抽出や個別のチャンネルの詳細な出力コントロールなど、Halo Upmixに標準の機能は、7.1.2 chモードで使用した場合も同様にお使い頂けます。
3D Immersive Extensionは、7.1.2 Dolby Atmos®ベッド・トラック互換のサウンドデザイン、映画のスコア、レストレーションやアーカイブ、音楽の素材、サウンドスケープを再現するためのプロダクションなど、様々なDolby Atomosを想定したアプリケーションに最適です。さらに、1stオーダー Ambisonic(AmbiXフォーマット)の出力が可能となったことで、VR用途にも対応しました。ゲームをはじめとするイマーシブなアプリケーションでも、Ambisonicのワークフローに沿って、簡単にオーディオのチャンネルを再配置・再コンバートすることが可能です。
3D Immersive Extensionは、Avid Pro Tools (AAX)、Steinberg Nuendo (VST3)に、Mac/Windows両環境に対応しています。3D Immersive Extensionオプションのご利用には、最新バージョンのHalo Upmixへのアップデートが必要となります。
詳細なセンターチャンネルのマネージメント、ダイアログだけを抽出する機能なども備えたHalo Upmixは、アーカイブ素材の5.1対応、レストレーション、TV放送、7.1チャンネルの長編映画、3D Immersive Extensionを追加して7.1.2 Dolby Atmos®ベッド・トラックの生成など、様々なタイプのサラウンド・プロダクションで活躍するアップミックス・プラグインです。