『SIGMOD』は、これまではDAW上で複雑なバス構造を組まなければできなかったことを、簡単に実現する12のモジュールを含むプラグインです。
- ステレオ用のプラグインをM/S(ミッド/サイド)のトラックに使う
- `Protect`モジュールで耳とスピーカーを保護する。
- クロスオーバーで帯域ごとに違うエフェクトを設定。
- ステレオのトラックを片方のチャンネルだけミュート/ソロする。
などプラグインやDAWの標準機能では難しかった処理を実現可能です。
VST3プラグインをシグナルチェインにインサート
2019年1月、新たにInsert VST3モジュールが追加され、あらゆるDAWで、本製品のシグナル・チェインにVST3プラグインをインサートすることが可能になりました。『SIGMOD』さえあれば、Pro Toolsでもバリエーション豊かなVST3プラグインが使えます。
ミッド/サイドモードでステレオのプラグインを使用する
一般的なステレオ・コンプレッサーとEQエミュレーションのプラグインにミッド/サイド機能を追加したり、ミッド/サイドエンコーダー/デコーダーを左右いずれかのプラグイン・インスタンスに挿入することで、ミッド/サイドのディレイやディストーションなどのエフェクトを創り出すことができます。
スピーカーと耳の安全を確保する
保護ユニットを出力バスに挿入すると、このモジュールがシステムエラーによるノイズまたはハウリングのバーストを防止し、耳とスピーカーの両方を守ります。手動または自動リセット・オプションにより、必要な保護レベルをキープします。
タップとクロスオーバー・モジュール
パラレルな処理を試してみたいですか?タップ・モジュールをドロップするだけで、準備は完了です。クロスオーバーモジュールを使えば、簡単に低域と高域を分割、周波数帯域ごとに異なるエフェクトをかけることができます。低域の濁りを回避したり、オートメーションを使えばスイープ効果を得ることもできます。
DAWの強化
本製品のモジュールの中には、特定のDAWに欠けている機能や、DAW上で実現するにはあまりにも複雑な設定が必要になる機能を簡単に実現します。例えばステレオ信号の左右を個別にソロ/ミュート、またはトリムしたり、ワンクリックで簡単にステレオのL/R信号を反転させることも可能です。
収録モジュール
- Insert VST3:VST3プラグインをインサート
- Mid/Side:M/S信号に変換
- Protect:過大な入力をオフに
- Mono:モノラルに変換
- Switch:信号をスイッチング
- Delay:信号にディレイを加える
- Phase:信号の位相を反転
- Trim:レベルの上限を設定
- DC offset:DCオフセット処理
- Tap:センドモジュールを追加
- Mute/Solo:Mute/Solo機能を追加
- Crossover:入力信号を帯域ごとに分割