「ディストピア」とは、科学技術の否定的な側面が強調された未来社会、という意味を持つ言葉。この概念は、しばしばSF的な要素を伴って、様々な作品の舞台として用いられてきました。
『DYSTOPIA DIARY』は、そのような「ディストピア」の風景を思い起こさせる、ただならぬ気配や緊張感を感じさせるようなアンビエント制作に特化したKONTAKT PLAYER 対応音源です。短波ラジオ音からディープなシンセサウンド、インダストリアルなノイズ等、多種多様なサウンドパレットを組み合わせて、唯一無二のサウンドスケープを作ることができます。インターフェイスは直観的な操作が可能になるように設計されており、さながら物語のあらすじを考えるように音のレイヤーを操ることができます。
さらに、Native Instruments社のハードウェア「KOMPLETE KONTROL S-Series MK3」で起動時に各パラメータがノブに自動アサインされるなど、NKS2対応によるスムーズなワークフローを実現しています。
ディストピア風の雰囲気と直観的な操作が特徴的なインターフェイスは、視覚的にも雰囲気に浸りながら「音の探索」を行うことを可能にします。アンビエントやノイズミュージックなどの思索的な楽曲ジャンルはもちろん、映像作品の背景に流れるアンビエントを手掛けるサウンドクリエイターにもマッチするKONTAKT音源です。
6層のレイヤーとエフェクトが織りなす重厚なアンビエント
本製品は、主に6層のレイヤーとエフェクトラックで構成されており、様々な長尺のサンプルを組み合わせて、重厚で雰囲気のあるアンビエント・サウンドを制作することができます。打ち込みでメロディやコードを工夫するというより、長い単音を流しながら個別/全体それぞれのフローをリアルタイムでコントロールしていく、というサウンドメイキングに向くシンセサイザーです。
デフォルトで収録されているサンプルは合計1,900サウンドと大容量。それぞれ12のテーマに分類され、「Industrial(インダストリアル/工業的)」「Military(軍事)」「Transport(交通機関)」といったフィールドレコーディングから、OCEAN SWIFT SYNTHESIS社のライブラリに基づくシンセサイザーサウンドまで、場面に合わせたサウンドを実験しながらレイヤーにセットすることができます。
加えて、外部サウンドを読み込むスロットも準備されており、ご自身のプロジェクトに密着したサウンドを上記の充実したライブラリと組み合わせることができます。
また、サウンドを組み合わせるだけではなくエディット機能も充実。音程やパンポット、広がりなどの基本的なエフェクトやループ箇所をレイヤーごとに設定できるほか、サウンド全体にかかるエフェクトチェーンも搭載し、細やかでリッチな音作りにも対応します。
プロによる多彩なスナップショットも取り揃えてスタートダッシュも容易な本製品は、シンセサイザーに慣れ親しんだ上級者から、オリジナリティのあるアンビエント制作にチャレンジしたい映像作品のサウンドクリエイターまで対応します。
ディープなNKS2インテグレーション
本製品は、現代的な制作環境を念頭に置き、NKS2に強力対応するように設計されています。
ハードウェア「KOMPLETE KONTROL S-Series MK3」シリーズとの連携により、本製品のパラメータひとつひとつがMK3上で表示され、直感的な操作やビジュアル的なフィードバックが得られるようになります。これにより、ゾーンに入った手を止めることなく制作に集中できる、流れるようなワークフローが実現します。