Notesモード
2つのサウンド・ソースをレイヤーさせて音階を演奏できます。Notesモードには、以下のような3つの再生方式が存在し、それぞれ、ONE SHOTには20種類、PADSには20種類、TAPEには40種類のバンクが用意されています。再生方式はサウンド・ソースごとに予め設定されています。
Loopsモード
1バンクあたり13種類のループが含まれた、計40バンクのサウンド・ソース(つまり合計520種類のループを収録)からバンクを選択して演奏を開始します。ループは、DAWのテンポやマスターテンポに同期します。ループはC2からC3の13個の鍵盤に順にアサインされています。
Slicesモード
サウンド・ソースにある40カテゴリのボーカル・フレーズから選択して、演奏します。フレーズは、13の異なるフラグメントにスライスされ、C2からC3の13個の鍵盤に順にアサインされています。16パッドのMPCスタイルのコントローラから演奏すると、より一層お楽しみいただけることでしょう。Loopsモードと同じように、40バンクを用意しており、1バンクあたり13のスライスを収録。
- 3バンドEQ、ADSRの調整、グライド/モノフォニックの設定
- 波形、ステップシーケンサーからサウンド・ソースをモジュレーション
- モジュレーションのレート/スピードを調整するセカンダリー・ステップシーケンサー
- ループやスライスのキーと、メジャー/マイナーを切り替え可能なキーセレクター
- マクロ・スライダーへのパラメータアサイン
サウンド・ソースを変化させるために以下のモジュレーション・エフェクトを搭載。
- ボリューム:ボリュームを調整します。
- パン:ステレオフィールド上でのサウンドのポジションを調整します。
- フィルター:ブライトネスを調整します。ハイパス、ローパスの2タイプを備えています。
- フェーザー:ノッチ・フィルタリング・エフェクトの、フェーザーです。
- トーク:フォルマントをフィルタリングするエフェクトです。母音をモーフィングさせるときなどに有効。
- サチュレーション:磁気テープ・レコーダーのソフト・コンプレッサー、ディストーションをシミュレートします。
インサート・エフェクトとして以下のエフェクトを搭載。
- ピッチ:Amountノブ で設定された半音分、ピッチを変更します。ピッチ・エンベロープで、ピッチの変化具合を調整します。Flutterからウォブル的なサウンドを作り出すこともできます。
- ダート:3つ(スクリーマ、キャビネット、ローファイ)の異なるディストーションのコレクションです。
- モーション:コーラス、フランジャー、ローテーターといった、時間をベースにしたエフェクトのコレクション。
- コンプ:インプット・レベルの閾値に基づいて、アウトプットを調整します。コンプレッサーです。
- トーン:ハイパス、ローパス、3バンドEQからなるカラーの調整エフェクトです。
- ディレイ:2つのテンポ同期エコーユニット。ディレイです。
- リバーブ:リバーブです。実際のホール等の響きベースに、リアルな反響音を再現します。16の“クリエイティブ”、あるいは“リアル”カテゴリからコンボリューション・アルゴリズムから1つを選択して調整します。“リアル”カテゴリには、ルーム、ホール、プレート、ギター・アンプなど基本的なリバーブ、“クリエイティブ”には、ダイナミックな周波数、あるいは空間特性を持ったアルゴリズムがラインナップされています。
EXHALEは、4つのマクロ・スライダーを搭載しています。各マクロ・スライダーには、最大6つのパラメータをアサインできます。いずれのプリセットも、予めマクロ・スライダーが設定されていますので、プリセットをロードしてマクロ・スライダーを操作するだけでも、細かな調整無しに、サウンドの変化を楽しむことができます。