MinidroneはDrone Raingerの根幹となるディープなアナログドローンシンセサイザーを切り出し、Rainger FXによるミニペダルのフォーマットへ落とし込んだペダルです。モジュレーションのかかった強烈な低音が特徴の二つのドローンサウンドはそれぞれピッチを設定可能。3度やオクターブ、図太いユニゾンの他、不協和音でダークな世界観を演出することもできます。
ギターやベースを入力すれば、ドローンサウンドとMIXして出力することが可能。そのまま他のエフェクトペダルへとつなげれば、そのペダルの新しい一面が見えてくるかもしれません。
また他のRainger FX製品同様、Minidroneも同梱のIgorコントローラーでのコントロールにも対応し、ドローンのピッチを足元でコントロールすることができます。ドラマチックなライブパフォーマンスや即興演奏において、Minidroneは絶好のスタートポイントとなるでしょう。
Minidroneは3つのオシレーターが生み出す三角波をミックスすることで、猛烈な低音が特徴的なドローンサウンドを作り出しています。
Pitch 1ノブでコントロールすることができるDRONE 1は、3つのうち2つのオシレーターをミックスすることで作り出されています。この2つのオシレーターは常に少しだけピッチがずれており、大きくゆっくりとしたモジュレーションを生み出します。
筐体下部のDRONE 2スイッチを押すともう一つのドローンを加えることができ、Pitch 2ノブでピッチを調整することができます。Pitch 1の設定と組み合わせることで、長3度、短3度、5度、オクターブやユニゾン、加えて素敵な不協和音や不思議なモジュレーションを生み出すことも可能です。
Minidroneに同梱されるRainger FX定番の”Igor”エクスプレッション・パッドを使用することで、ドローンのピッチをリアルタイムで変化させることが可能です。
デフォルトではIgorを踏み込むとピッチが全音下がり、離すとピッチが元に戻りますが、筐体下部の1/2 TONEスイッチを押すことで、ピッチの変化を半音にすることができます。この二つのオプションによって、ダークで不吉なサウンドでも、ハッピーなアップビートでも、Igorでのコントロールが音楽的なインスピレーションを与えてくれるのです。
Minidroneにギターやベースなどを入力すれば、ドローンサウンドとミックスして出力することができます。それぞれの音量は独立して調整可能な上にトゥルーバイパスを採用しており、お気に入りのエフェクトチェインにも気軽にMinidroneを加えることができます。
ロンドンのマッド・サイエンティストが生み出したファットなドローンサウンドを突っ込めば、普段使いのエフェクトペダル達もたちまち豹変してしまうかもしれません。