JUPITER RISING
1978年のJUPITER-4のリリース以来、JUPITERという名前は、ローランドのフラッグシップ・シンセサイザーの象徴でした。 JUPITER-Xmはこの名高い伝統を継承し、往年の名機 JUPITER-8のデザインと堅牢なボディおよび最高峰レベルの機能品質と、革新的なZen-Core Synthesis Systemとの融合を実現しています。
フラッグシップJUPITER-Xのパワーをコンパクトなサイズで実現した、この驚くべきマシンは、今も人気の高いヴィンテージ・シンセサイザーのサウンドを、モデリングによって忠実に再現し、新たな音楽を生み出すためのツールとなります。 JUPITER-Xmでは、これらのヴィンテージ・シンセサイザーのサウンドを複数レイヤーするなど、従来のモデルでは実現できなかった未知のサウンド・メイクが可能です。
アイデアをすばやく形に
JUPITER-Xmには、楽曲制作をサポートする機能が充実。コンパクト・サイズのJUPITER-Xmなら場所を選ばずいつでも、どこでもサウンド・メイクやアイデア・ストックすることが可能です。JUPITER-Xmを通してクリエイティブ・ツールとしての新たな可能性に気づくはずです。
クラシック・アナログからヴィンテージ・デジタル、さらにその先へ
JUPITER-Xmは伝説的なシンセサイザーにその姿を変え、これまでにない素晴らしいサウンドを生み出すことができます。今も熱烈なファンの多いJUPITER-8やJUNO-106、SH-101などのシンセサイザーを、TR-808やTR-909などのRolandを象徴するリズム・マシンをバックに演奏しヴィンテージなアナログ・シンセの世界を堪能できるだけでなく、XV-5080やステージ・ピアノ RDシリーズといったデジタル・シンセサイザーのサウンドまでをモデリング。これらの個性的なサウンドをボタンひとつで呼び出せます。そして新規開発の強力な JUPITER-Xエンジンにより、ヴィンテージの味わい深い雰囲気を現代のサウンドに見事に融合させることができます。それは、まるでヴィンテージ機材に囲まれたスタジオを手に入れたようなもの。JUPITER-Xmの最新音源と機能によって、オリジナルのモデルでは出し得なかった未知のサウンドも体験することが可能です。
創作意欲を刺激する
JUPITER-Xmには、人工知能によって演奏を解析しバッキングを変化させ、創作意欲を刺激する新型アルペジエーターI-ARPEGGIOを搭載。I-ARPEGGIOが生み出す唯一無二のフレーズは、従来のような同じフレーズの繰り返しのアルペジエーターとはまったく違います。 I-ARPEGGIOは、音の強弱や押鍵間隔などの演奏情報を解析し、リズムやベース・ラインなどのアルペジオ・パターンを生成します。生成されたアルペジオ・パターンは5パートで構成され、気に入ったフレーズがあれば演奏後にエディットし、DAWにエクスポートすることも可能です。
スイート・スポットを逃さない
JUPITER-Xmのパネル面に配置されたノブやスライダーは、デジタル・シンセサイザーであることを意識させない極めて滑らかな変化を実現しています。JUPITER-Xmの高精細なコントローラーは、繊細なフィルター操作にも追従するため、スイート・スポットを逃しません。 エフェクト・セクションでは、ターゲットのパートをスムーズに切り替え、繊細なエフェクト・コントロールが可能です。
ドリーム・サウンド
リズム・パートを含む5パート構成のJUPITER-Xmの音源は、オリジナルのシンセサイザーのポリ数を保持したうえで、同じシンセサイザーを4台レイヤーしたり、異なるシンセサイザーをレイヤー/スプリットすることが可能。たとえば、SH-101とJUNO-106で構成されたシンセ・ベースとリードのスプリット・サウンドや、表現力豊かなRDのピアノにJX-8Pの奥深いストリングスを重ねたレイヤー・サウンド、JUPITER-8を4台重ねた重厚なブラス・サウンドなど、ヴィンテージ・シンセサイザーを贅沢に使用した夢のようなサウンドが手に入ります。
期待を裏切らない
JUPITER-Xmは、その堅牢なメタル・ボディと高解像度コントローラー、バランス出力の装備や、複数のペダル接続などで、プロの厳しい使用環境に対応します。レコーディングからライブ、制作まで、幅広いニーズに応えます。
ワイヤレスで自由度が加速
電池駆動可能なJUPITER-Xmには、高音質な小型スピーカーに加え、Bluetooth® オーディオ/MIDIの機能も装備。Bluetooth接続したデバイス内のバッキングに合わせて演奏を楽しんだり、Bluetooth を使用してコンピューターやiPadのソフト・シンセをコントロールして楽曲制作するなど、ケーブルレスで場所を選ばず使用できるのも魅力のひとつです。
コンパクトながらも高い演奏性能
JUPITER-Xmのために開発された鍵盤は、省スペースを実現しながらも高い反応速度と表現力を実現。コンパクトな37鍵でありながら、比類のない演奏能力を備えています。
ハードウェア、ソフトウェア、いつでもどこでも
見ている人にインスピレーションを与えるような刺激的なパフォーマンスや、サウンド・エディットにおいて、手で直接ノブに触れることのできるハードウェアを超えることはなかなかできません。その一方で、ソフトウェアにはDAWとの連携や詳細なエディット機能、そしてなによりもPCさえあればどこでも制作することができる、という大きなメリットがあります。ZEN-Core対応ハードウェアは、ソフトウェア・シンセサイザーのZENOLOGY ProやModel Expansionとの連携で、それら双方のメリットを実現します。ソフトウェアで詳細なエディットをした音色を、ハードウェアのJUPITER-Xで鳴らしたり、普段使用しているお気に入りのハードウェア・サウンドをそのままDAWのプロジェクトで使用することを容易にします。ZEN-Core Synthesis Systemによってもたらされるこのシームレスなワークフローは、あなたの音楽制作をいつでも、どこでもサポートします。
進化は続く
JUPITER-Xmは今後も新しいコンテンツを追加することでさらなる進化を続けます。ソフトシンセZENOLOGYや各種Model Expansion、他のZEN-Core対応ハードウェアと音色を入れ替えることができるほか、他のJUPITER-XmユーザーやフラッグシップのJUPITER-Xとレイヤー音色であるSCENEを共有したり、フルサイズのJUPITER-Xでも同様の音色を鳴らすことが可能です。
さらなるサウンドメイクを
JUPITER-Xm Editorは、さらに繊細なサウンドメイクを実現するために開発されたmacOS / Windows用のアプリケーションです。視認性に優れたインターフェースにより、JUPITER-Xmの無限の可能性をさらに簡単に引き出すことが可能になります。
Roland Cloudのコンテンツを直接ハードウェアへ展開
別売のRoland Cloud Connectを使うとRoland Cloudに用意された数多くのハードウェア・コンテンツをJUPITER-Xmで自由に展開することができます。Roland Cloud Connectはサブスクリプション・プランとワイヤレス・アダプターのソリューション・パッケージです。付属のワイヤレス・アダプターWC-1とモバイル・デバイスがあれば、Roland Cloudが提供する幾千ものサウンドや最新の拡張音源を、ワイヤレスで直接JUPITER-Xmへと展開させることができます。
最新の拡張音源でフレッシュな状態をキープ
Roland Cloudには、JUPITER-Xm向けに制作された拡張音源や追加音色を多数ご用意。常に新製品のようなフレッシュな状態を保ちます。中でも拡張音源Model Expansionsでは、デジタル・シンセサイザーの名機JD-800や、ボーカル・シンセシスVocal Designerが利用可能です。表現力豊かなユニークなサウンドをJUPITER-Xmにインストールすることであたかも専用機のように奏でることができます。