プロのステージでの高度な要求に応える、
サンプリング・パッドのフラッグシップ・モデル。
SPD-SX PROは、プロのステージでの高度な要求に応えられる、サンプリング・パッドのフラッグシップ・モデルです。SPD-SやSPD-SXから10年以上にわたり、使用現場でのフィードバックや多岐にわたるロード・テストを経て、更にハイ・クオリティなパフォーマンスが実現できるようになりました。これまでのモデルで培ったサンプリング・パッドの技術を活かしつつ、最適なパッド配列、強化された機能、激しい用途に耐える堅牢性を誇ります。大型のカラー・ディスプレイ、カスタマイズ可能なマルチ・カラーのPAD LEDは、暗いステージでの視認性も抜群です。さらに、豊富な出力端子とTRIGGER IN端子を備え、ハイハット・コントロールやエクスプレッション・ペダルにも対応しているので、より柔軟なセッティングも可能です。大容量の32GBメモリ、48kHzのオーディオ再生、演奏性を向上させたパッド、簡単にサンプルのインポートやキットの編集ができる専用アプリにより、あらゆるステージにおいて強力なパートナーとして活用できます。
プロのステージの要求に応えるクオリティ
2011年の登場以来、SPD-SXはステージの内外問わずさまざまなシーンで使用され、試され続けてきました。SPD-SX PROは、その長年のフィードバックを各機能の強化に活かしています。カスタマイズ可能なマルチ・カラーのPAD LED、大型のカラー・ディスプレイ、確実なトリガリングが可能なパッドにより、あらゆるシーンで安心して使用することができます。
カスタマイズ可能なマルチ・カラーのPAD LED
各パッドを分割するライン上には、マルチ・カラーのPAD LEDを搭載。暗いステージでも9つのパッドを全て見分けることができます。垂直/水平方向に配置された各LEDは、自在にカスタマイズすることが可能。例えば、キック、スネア、バッキング・トラック、クリックを、それぞれ別の色でグループ化することもできます。また、各パッド下のLEDは、点灯の設定を常時/ヒット時/WAV再生時で切り替えることが可能です。
安定した演奏を叶える9つのパッド
SPD-SX PROは、耐久性の高い9つのパッドを搭載しています。さらに、ショルダー部分の3つのパッドは、セッティングの角度によらずトリガリングできるようにセンサー構造を改良、演奏性を向上させています。パッドと筐体のサイズはこれまでのSPD-SXシリーズとほぼ同等の為、他のSPD-SXシリーズから入れ替えた場合も、違和感無く演奏ができます。
LCDカラー・ディスプレイ搭載
4.3インチの大型LCDカラー・ディスプレイには、サンプルレイヤー、音色名、WAVデータ全体の長さに対する再生の進行状況など、重要な情報がリアルタイムに表示されます。バック・ライト付きのボタンやスムーズな操作を叶えるつまみで、暗いステージでもセッティングの調整及び確認を素早く簡単に行うことが可能です。
必要な全てのサウンドを
大容量の32GBメモリは、1台で複数のステージでの演奏データを扱うことが可能です。また、1,550種類以上のプリロード・サウンドと、43種類のプリロード・キットを内蔵。最大200までキットを保存できるので、手に入れたその日からすぐに使用することができます。また、サウンドはタグ付けをして並び替えができるので、使用したいサウンドを簡単に探すことができます。
48kHzの高音質サンプルを再生可能
SPD-SX PROは、48kHz(16ビット)の高音質サンプルを再生可能です。さらに、44.1/48kHz (16/24/32ビット)のWAV/AIFF、MP3(32~32kbps)ファイルをインポートすることができ、48kHz(16ビット)に自動変換されるので、サンプルの取り込み時間を大幅に節約可能です。ステレオで約44時間分のデータを保存できます。
豊富で自由度の高い出力系統
リア・パネルには、L/RステレオのMASTER OUT端子に加え、4つのDIRECT OUT端子(バランス出力)を搭載。パッドの出力先を自由に割り当てできるので、ミックスの自由度が高まります。モニター用のPHONES端子も備えています。
キットの切り替えもスムーズに
SPD-SX PROの処理能力は、サウンドを遮断することなく他のキットに切り替えることを可能にします。最後に再生したサウンドが鳴り終わった時点で、すぐに他のキットからサウンドを呼び出せるように準備することができます。さらに、Roland Cloudのサンプル・ライブラリからもサウンドを追加可能。瞬時にキットを切り替えながら、さまざまなステージで活用できます。
親和性の高いレイヤー・サウンドを作成可能
パッドに 2 つのサウンドを割り当てることで、レイヤーされたサウンドを簡単に作成できます。それぞれのレイヤーは、ボリューム、ピッチ、トランジェントのアタック/リリースなどを個別に調整できるので、2つのサウンドを馴染ませながらレイヤー・サウンドを作りだすことが可能です。
パフォーマンスの幅を広げる機能が満載
素晴らしいパフォーマンスを実現する為には、事前の準備が必要です。SPD-SX PROでは、専用のアプリでサウンドを簡単にインポートして管理する、最大4系統のマルチ・エフェクトを組み合わせる、ハイハット・コントロールまたはエクスプレッション・ペダルでサウンドを変化させる、16ステップのパッド・シーケンサーで効率的に演奏するなど、パフォーマンスの幅を広げる機能が多数搭載されています。
より素早くエディットができる専用アプリ
専用のアプリ(Windows/Mac対応)を使用すれば、膨大なサンプル・データも簡単に管理することができます。USBケーブルでPCと接続し、PCのサンプル・データを簡単にインポート。サンプル・データをドラッグ・アンド・ドロップしてキットを作成するだけでなく、キット・パラメーターのエディットも行うことが可能です。また、同じUSB接続で、8chのオーディオとMIDIをPCに送信し、DAWのレコーディングでも活用できます。
SPD-SX PRO APP
ハイハット・コントロール/エクスプレッション・ペダル端子を搭載
ハイハット・コントロール端子を使用すれば、ペダルの開閉に合わせてハイハットのオープン/クローズがコントロール可能。VH-10のようなVハイハット、スネア、キックを接続すれば、簡易ドラム・セットとして活用することもできます。また、エクスプレッション・ペダルを接続することで、演奏しながらマスター・エフェクトをコントロールすることも可能です。
自在な音色変化を実現するエフェクト機能
4系統のマルチ・エフェクトは、モジュレーション、ディストーション、フィルター、ディレイ、リバーブなど、豊富な種類を内蔵。任意のパッドまたは外部のトリガー入力に割り当てることが可能です。また、マスター・エフェクト/コンプ/EQを使用して、マスター・アウトの最終段に効果をかけることもできます。さらに、サイド・チェイン・コンプレッサーも内蔵。例えば、キックの音量に連動したサイド・チェイン・コンプレッサーをバッキング・トラックにかければ、キック・サウンドが埋もれる事なく聞かせることが可能です。
豊富な拡張用INPUT端子
SPD-SX PROは、4系統のTRIGGER IN端子を搭載しています。Y字ケーブルを使用すれば、最大8つのドラム・トリガーまたはパッドを接続可能。本体のパッドやフット・スイッチ入力も加えると、1キットで最大19種類のサウンドが再生可能です。
16ステップのパッド・シーケンサー機能を搭載
パッド・シーケンサー機能を使用すれば、より効率的なパフォーマンスが可能です。各キットの任意のパッドに2~16までのステップを割り当て、1つのパッドで順番に再生されるので、各サウンドがどのパッドにアサインされているかを覚える必要が無くなります。
サウンドを同期して再生させるパッド・リンク機能
パッド・リンク機能を使用すると、1つのパッドを叩いて複数のパッドからオーディオを同時に再生できます。バッキング・トラックとクリック・トラックを同時に再生させたい時などに有効で、外部トリガーとリンクさせることもできます。さらに、ミュート・グループを設定すれば、次のパッドを叩く際に前のパッドで鳴っていたサウンドがミュートされるので、フレーズを切り替えながら演奏することができます。
細かい設定が可能なクリック機能
SPD-SX PROのクリック機能は、演奏する楽曲に合わせて細かく設定することが可能です。テンポや拍子の変更はもちろん、内蔵音色以外にサンプル・データをクリックとして鳴らすこともできます。クリックの再生は任意のパッドや外部トリガーに割り当てが可能で、1度だけ再生、叩く度に先頭の拍からリスタート、叩く度にオン/オフを繰り返すといった鳴らし方に切り替えることができます。
素早い調整を可能にするPAD EDITつまみ
トップ・パネルに搭載された2つのPAD EDITつまみは、音量、ピッチ、トランジェントのアタック/リリース等、その場で微調整が必要なパラメーターをスムーズに変更することができます。また、マルチ・エフェクトのコントロールなど、別の機能も割り当てが可能。よく使う機能をワンタッチで調整することができます。
サンプリング・パッド SPDシリーズ
高度なトリガーおよびサンプリング技術により、SPDシリーズは、ステージからレコーディング・スタジオ、DJブース、自宅まで幅広く使えるサンプリング・パッドです。