FUSION は、現代の音楽制作のためにうみだされた ステレオソースに特化したステレオアナログアウトボードです。
新たに設計された6つのアナログツールを搭載し、ステレオミックスバスやステム、様々なステレオソースへの音色の色付けや重み付け、空間の付加といった機能を、アナログ回路でしか成し得ない柔らかさと繊細さで実現、完全なアナログデバイスによる音楽的で柔軟なステレオソースのサウンドメイキングを可能にします。
レコーディング、ミキシング、配信、ライブまで様々な場面でのサウンドメイキングにFUSIONは使われ、レコーディングスタジオ、音声中継車、著名なアーティストのワールドツアーなど世界中の音楽制作の現場で活躍しています。
New colours from the masters of analogue.
新たに設計された6つのアナログツールを搭載し、ステレオミックスバスやステムの音色への色付けや重み付け、空間の付加といった機能を、アナログ回路でしか成し得ない柔らかさと繊細さで実現します。
SSL 固有のサウンドは、歴代のスタジオアナログコンソールに搭載されていた、クリアなマイクプリ、クラシックな EQ とダイナミクス、定番となったステレオバスコンプレッサーとリッスンマイクコンプレッサー、そしてサミングバスといった SSL のユニークなアナログプロセッシングツールによって成り立っています。
Fusion は、比類ないサウンドキャラクターと多様に使えるアナログプロセッシングツールセットによって SSL サウンドを新しい時代へと導きます。 ハイブリッドスタジオのオーナーのサウンドパレットを拡張し、また SSL のステレオバスコンプレッサーの最高のパートナーともなります。
Fusionの6つのアナログプロセッサーは個別にでも組み合わせても使用できます。
Vintage Drive
ヴィンテージドライブ
Vintage Drive – ノンリニアなハーモニクスエンハンス回路はあなたのミックスを力強くまとめることができます。 ドライブとデンシティーのコントロールは響きの飽和とアナログ回路がオーバーロードすることで起きるソフトコンプレッションとの相関を制御し、飽和感の解消からハードなディストーションの付加までをサウンドメイクします。
The Violet EQ
SSL ヴァイオレット EQ
SSL Violet EQ – 位相の変化を最小限に抑えた2バンドのシェルビング EQ です。SSL の新しいアナログ EQ は、25年以上に渡るSSL 伝統の音楽的で直感的な周波数域とレスポンスカーブから、ローエンドのウェイトとハイエンドの輝きをクイックにコントロールできるように作られました。ハイとローの周波数は4つのポイントと ±9dB のアッテネーションを装備しています。
HF Compressor
HF コンプレッサー
High Frequency Compressor – アナログ領域で高い周波数の音を明確にします。このコンプレッサーは高域成分にしか影響せず、スムーズかつクリアに高周波の荒れを減衰させ、不安定な高周波帯域をアナログテープのようなロールオフで生き生きとさせます。
SSL Fusion Full band LMC
Wet/Dry コントロール付きリッスンマイクコンプレッサー
Fusion に隠された秘密、Fusion 第6のプロセッサーとは LMC のことです。
LMC を起動するには、HF コンプレッサーセクションの “IN” ボタンを 5秒間押し続けます。
コンプレッサーはフルバンドの LMC モードとなり、”X OVER” は Wet と Dry のミックスコントロールとなります。
Stereo Image
ステレオイメージエンハンサー
Stereo Image エンハンサーは、サイドシグナルを操作できる真正のアナログ・ミッドサイド回路です。ステレオのフィールドの拡張と空間操作を実現します。
Transformer
トランス回路
専用設計の SSL トランス回路 は、繊細な低周波域の彩度を高周波域の位相シフトと同時にもたらします。低域を厚くし高域を輝かせることができます。
Expertly designed for today’s hybrid studio
今日のハイブリッドスタジオのために
SSL は、様々な制作のワークフローを理解し、その流れを加速させるスタジオインテグレーションを実現するための機能と接続性を持つ製品を出し続けています。
Fusion は、スタジオワークに欠かせない基本的な機能群、例えば ±12dB の入力トリムと出力トリム、入力レベルオーバーロードインジケーター、ピークホールドメータリング、3つのカットオフ周波数をセレクトできる3次 ハイパスフィルター、ヴィンテージドライブと HF コンプレッサーに3色 LED によるステータス表示を装備しています。
1セットの XLR コネクターはステレオミックスバスのインサートプロセッシングとして、あるいはミッドサイド回路を通してステレオシグナルのセンターやサイドにコンプレッサーや EQ を通すことができます。 ステレオインサート モードでは、インサートポイントはヴァイオレット EQ の手前にも切り替えでき、MS モード (Mid-Side Mode) では インサートポイントはステレオイメージコントロールの手前に入れることができます。入出力コネクターは XLR となっています。