『SYNPLANT 2』は、マウスカーソルを使ってサウンドの種を育てながらサウンドメイクを行う、新感覚のDNAシンセサイザーです。
種の周囲をクリックすることで、サウンドに組みこまれた遺伝情報を基に複雑にサウンドが変化していきます。
気に入ったサウンドは新しい種として植え替えることができ、まるで生きているかのように世代交代を行いながらサウンドを進化させていくことが可能です。
前作から大きく進化を遂げた本作には、インポートした手持ちのオーディオファイルをAIが解析し、似たような音色のサウンドを生み出す「Genopatch」機能が搭載。リードシンセや太いベース、空間を演出するパッドやFXまで、従来のシンセサイザーのように細かなパラメーターを調節することなく、理想的かつ実践的なサウンドへ瞬時に育てあげることができます。
種(シード)は、本製品におけるサウンドの核となるものです。バルブの中をドラッグすると、種から枝が伸びます。それぞれの枝はユニークな音色を持っており、枝を伸ばせば伸ばすほどそのサウンドは大きく変化していきます。
気に入った枝を見つけたら、バルブの中央にある種をクリックして切り落とし、新しい種として植え替えることができます。また、スライダーを動かすことで進化の方向性を調整することも可能です。
「Genopatch」は、インポートした手持ちのオーディオファイルからシンセ・パッチを作り、AIを使ってサンプルに基づいた最適なサウンド設定を見つけます。画面内の糸が成長するにつれて、よりインポートしたサンプルに似通ったサウンドを生成します。
完璧にサンプルのサウンドとマッチすることもあれば、予想外のサウンドが生まれる場合もあり、正確さと予測不可能さのバランスによって、ワクワクするようなサウンド探しの旅を実現します。また、「Genopatch」はインターネット接続を必要とせず、すべてローカルコンピュータ上で動作します。
ランダムに生成したシード、既存のパッチ、「Genopatch」から作成したものなど、本製品はサウンドを生み出す様々な方法を提供します。そしてパッチの更なる深淵を覗きたい方は、シードの中身にアクセスし、その根底にある遺伝子コードを変更することができます。
『SYNPLANT 2』の新しい直感的なDNAエディターは、エンベロープ、オシレーター・タイプ、フィルターなどの設定をグラフィカルに表示し、構造化されたレイアウトで分かりやすく表現します。