SPITFIRE STUDIO WOODWINDS は全く新しいSPITFIRE STUDIO ORCHESTRA シリーズの第三弾で、このシリーズとしては最後のリリースです。私たちSPITFIRE AUDIO の野望は、非常に汎用性の高いプロ仕様の「ドライステージ」サンプルライブラリを制作することでした。ロンドンが世界に誇るレコーディングスタジオ「AIR STUDIOS」と言えば濃密なアンビエントが魅力的なLyndhurst Hall ですが、そこよりも小さく、空間のコントロール性が高いAir Studio One で楽器をレコーディングしました。これによって作曲家は、今までにないディティールと奥深さを持った木管音源を手にすることになります。
このプロフェッショナル版にはContrabass Clarinet やCor Anglais などの普段あまり使わないであろう楽器までも網羅している他、世界的に有名なエンジニアSimon Rhodes 氏による2つのミックス、そして追加のマイクポジションなどが用意されています。楽器を囲い込むように設置したマイクからAir Studio Oneの端にのアウトリガーやアンビエントまで、マイクポジションは豊富に用意されています。感情的なパフォーマンスを鮮明なディテールで演奏してくれるこの「SPITFIRE STUDIO WOODWINDS PROFESSIONAL」は、オーケストラに新たな命を吹き込みます。
本ライブラリのプロフェッショナル版にあたる「SPITFIRE STUDIO WOODWINDS」との違いは以下の通りです。
プロフェッショナル
「SPITFIRE STUDIO WOODWINDS」にはSchoeps Decca Tree で収録された11種類のインストゥルメントが用意されていますが、本作「SPITFIRE STUDIO WOODWINDS PROFESSIONAL」には様々なマイクで収録された15のインストゥルメントが用意されています。マイクチャンネルとしては予めミックスされた「Mix」チャンネルが2つ、2つの「Close」マイク、2つの「Decca Tree」マイク、「Ambience」、「Outriggers」が用意されており、自由自在なサウンドコントロールを可能としています。STUDIO WOODWINDS の収録は数々の大ヒット映画でお馴染みのSimon Rhodes(サイモン・ローズ)。プロフェッショナル版にあたる本作では、「マイク・マジシャン」をして名高いSimonによる「Mix」チャンネルや、Neumann、Schoeps、Sennheiser などの最高のマイクによるピン・シャープからスーパーワイドなサウンドを制作に活用することができます。
収録、Simon Rhodes
全く新しいスタジオ・オーケストラのために、Abbey Road Studiosのシニアエンジニア、そしてグラミー賞を複数受賞した「マイク・マジシャン」をして名高いSimon Rhodes(サイモン・ローズ)に収録を依頼しました。Simon Rhodes は常に映画音楽のトップレベルで活動しており、あのJames Horner とは18年もの付き合いになります。アバター、スカイフォール、スペクターなどの大ヒット映画の収録もSimon Rhodes が担当しています。
Simon Rhodes 「SPITFIRE STUDIO WOODWINDS のセッションは、SPITFIRE STUDIO STRINGS 及びSTUDIO BRASS と同じアプローチで収録しました。そのためライブラリの鳴り方や距離感に一貫性があります。メインのルームマイクはSTUDIO STRINGS/BRASS と同じくSchoeps で、2つのスポットで収録しています。」
本ライブラリではSimon Rhodes によるミックスに加えて、収録された様々なマイクで自在にミックスできるようになっています。また、Schoeps マイクを使用する2種類の「Tree」も使用可能で、2種類目はSchoeps MK 21 ワイドカーディオイド(またはサブカーディオイド)を使用したものです。これはルームのサウンドを邪魔しないようにしながらも遠くからの遠近感を得ることができます。