私たちにとって音は最も重要なものです。私たちは常に“良い音”を求め続けています。それを実現するには、長年に渡る経験と技術的な繊細さが欠かせません。Series Oneには、その両方が盛り込まれています。
ディスクリート・プリアンプ
Pre Oneには、2つのプリアンプが搭載されています。これらは共にディスクリート設計で、オープンで透明感のあるサウンド特性に調整されています。マイク入力に加え、2つ目のプリアンプ にはHi-Z楽器入力も装備されているため、例えばエレキギターなどの楽器もPre Oneのサウンドの恩恵を受けることができます。
技術とサウンドの面で、プリアンプはSPL Channel One Mk3と同じ特性を持っています。
ゲインコントロールはプリアンプの調整に使用します。+8 dB~+62 dBの範囲で調整が可能なため、あらゆるマイクとの接続において、そのポテンシャルを最大限に発揮することができます。
(緑のシグナルLEDは信号が入力されていることを示します)
High-pass filter
1オクターブあたり6 dBのハイパスフィルターが双方のプリアンプセクションに装備されており、有効にすると80 Hz以下のサブソニックノイズを低減します。このローカットフィルターはマイク入力のみならず、Hi-Z楽器入力にも使用可能です。
48V
どちらのプリアンプにも48Vスイッチがあります。このスイッチは、コンデンサーマイクの使用に必要な48ボルトのファンタム電源を有効にします。
Ø
すべてのプリアンプの位相反転機能は、信号の極性を反転させます。スイッチを押すと、位相が180度反転します。
Flair / Contour – 完璧なサウンド
2つのプリアンプそれぞれに対して、FlairとContourがアナログ EQプリセットを提供し、サウンドを完璧なものとします。 Flairを有効にすると、信じられないほど美しい高音域が信号に与えられます。 Contourを有効にすると、自然な存在感と力強さを信号に与え、コンパクトなミックスに完璧に溶け込みます。
PAD
各プリアンプセクションのPADスイッチは、Pre Oneの背面にDIP スイッチとして配置されています。これらはマイク入力の信号を20 dB減衰させ、非常に高いレベルでもPre Oneで処理できるよう にします。例えば、大音量のパーカッションや金管楽器の録音に適しています。
マイク入力端子
Pre Oneには2本のマイクを接続し、同時に増幅 することが可能です。マイク入力端子には Neutrikの金メッキ使用XLRソケットを装備しています。信号伝送は電子バランスにて行われ、 基準レベルは+0 dBuにセットされています。
Hi-Z楽器入力端子
Pre Oneには2本のマイクを接続し、同時に増幅することが可能です。マイク入力端子にはNeutrikの金メッキ使用XLRソケットを装備して います。信号伝送は電子バランスにて行われ、基準レベルは+0dBuにセットされています。
ライン出力端子
2つのマイクプリアンプはそれぞれ独立したライン出力を備えています。これらの出力はバランスTRS端子として設計されているため、あらゆるオーディオインターフェースに理想的に接続できます。
Pre Oneは、SPL Marc Oneとの組み合わせにより、プロフェッショナルなレコーディングとモニタリングに必要なすべてを提供します。
パワーサプライ
良い音は常に電源から始まります。ここが、機器全体のパフォーマンスの基礎を築く場所なので す。12Vのプラグイン電源ユニットを供給する“だけ”ですが、内部の2次電源はアナログオーディオ セクション用に±17ボルトの電圧レベルを生成し、最大+22.5dBのプロフェッショナルレベルを実現することができます。 精巧な低ドロップ動作電圧レギュレーションは、より多くの「電力」を提供し、最大動作電圧に達した場合でもクリーンに調整します。
誰にも負けないサウンド
Series Oneでは、他のすべてのSPL機器と同様に、計画通りに開発するだけでなく、最初から耳で聞いて開発しています。多くの重要な部品は、回路基板へ“スルーホール技術”を使用して、 取り付けられています。こうすることで、最高のサウンドの部品を確実に使用することができるのです。
心のあるところが家
SPLの製品がすべて自社工場の中で製造されているのはこれが理由です。