Version IIへのアップグレードにより、ストリング・レゾナンス共鳴などの機能が供され「最高のピアノ音源」としての地位をいっそう高めたIvory IIシリーズ。Grand Pianos、Italian Grandの続き、Upright PianosがIvory II仕様にアップグレードされました。
Ivory II Upright Pianosには、バンド・サウンドに埋もれない明瞭なサウンドにより世界中で使われているYamaha U5の他、20世紀初頭のHumeピアノ、お酒の匂いが漂うホンキー・トンク・ピアノ、ハンマー・フェルト部分に鋲を差し込んだタック・ピアノと、4種類のアップライト・ピアノを収録。
ビートルズ、レディオヘッドなどの例を出すまでもなく、ロック、ポップス、ブルーズの世界では「あえてアップライトを選ぶ」アーティストが多く存在します。Ivory II Upright Pianosは、あなたのピアノ・アレンジの幅を大きく広げてくれることでしょう。
4種類のアップライト・ピアノを収録。
ロック、ポップスの定番Yamaha U5と、20世紀初頭の米国が目に浮かぶピアノ3種の、合計4台のサウンドを収録。
- Yamaha U5 Modern Upright
- 1914 A.M. Hume Vintage Upright
- 1915 Packard Honky Tonk Barroom Upright
- 1900’s Tack Piano with Real Tacks
モダンなYamaha U5と、20世紀初頭の米国ピアノ3台。
モダンなロック、ポップスの定番Yamaha U5、20世紀初頭の米国が目に浮かぶ1914 Hume、ブルーズ感あふれるホンキートンクから、ニューオーリンズ・ファンク御用達のタック・ピアノまで、4種類のピアノを収録。
Yamaha U5 Modern Upright
YAMAHAアップライト・ピアノは現代の「ベスト・アップライト」として捉えられ、中でもU5アップライトはそのトップに位置づけられているモデルです。専門の調律師により整備されたこの素晴らしいピアノは、ポップス、ロック、ジャズといった分野のレコーディングに向いており、ミックス内での調和の取れた響き、音楽に与えるキャラクターは、多くのプロデューサー、ミュージシャンに愛されることでしょう。
1914 A.M. Hume Vintage Upright
Humeピアノは「ピアノ製作の黄金時代」にアメリカで製造された、非常に大型のアップライトです。多くのピアノ製作者から、飛び抜けた筐体のクオリティと秀逸な響きが高く評価されてきました。収録に使用されたモデルは、長年にわたる入念なメンテナンスにより全てがオリジナルのパーツで構成され、非常豊かな音色を備えています。古典的なビンテージ・アメリカン・アップライトが持つサウンドは、どんな音楽ジャンルにもお使いいただけるでしょう。
1915 Packard Honky Tonk Barroom Upright
こちらも非常に大きなアメリカン・アップライトですが、Humeに比べより「カラフルな」音色が持ち味です。もちろん、全てオリジナルパーツで構成されています。収録モデルは、米国コメディ・ドラマ『チアーズ』の舞台になったボストンの「Cheers」バーで何年にもわたって使用されてきた、正真正銘「酒場の匂いがする」ピアノです。今回のレコーディングでは、「ホンキートンク」スタイルのチューニングが施されました。
1900’s Tack Piano with Real Tacks
アタックに金属的なノイズが重なっていますが、他のピアノ同様にレコーディングされており、シンセサイザーなどによる編集操作は一切行っていません。収録に際し、ハンマー・フェルト部分にタック(鋲)を差し込んだものが用意され、あえて「完璧ではない」チューニングによる独特の雰囲気を生み出しています。20世紀初頭の米国音楽から、ファンクやロック・サウンドまで幅広く使えるピアノです。
Ivory Upright設定画面