収録楽器について
1950年代初頭に登場した Wurlitzer エレクトリックピアノは、ジャズやブルースからソウル、ファンク、ロックに至るまで、さまざまなジャンルのサウンドにおいて欠かせない存在となりました。
当時、他のエレクトリックピアノが「タイン(tine)」を使用していたのに対し、Wurlitzer は金属製の「リード(reed)」をハンマーで叩いて振動させる仕組みを採用しており、その点がアコースティックピアノに似ています。これらのリードは静電式ピックアップによって電気的に増幅され、パンチの効いた、わずかにオーバードライブした独特のトーンを生み出します。この特徴的なサウンドは一聴してそれとわかるほど個性的です。
また、コンパクトで持ち運びやすい設計も相まって、ステージ演奏においても非常に人気を博しました。登場から75年以上が経った今なお Wurlitzer は現役であり、どんな音楽にも人間味あふれるエッジを加え続けています。

THE PRESETS.
収録されているプリセットは、ナチュラルなサウンドから、サチュレーションやディストーションを効かせた広がりのある音までをカバーしています。さらに、一部のプリセットにはシンセのテクスチャをレイヤーされており、多様なサウンドを楽しむことができます。
各プリセットには独自のマクロコントロールが用意されており、ミックスに最適な形へ音を調整することが可能です。
また、DAW内で音をさらに加工したい場合は、「Multi-Out」プリセットを使用してください。この設定では、サチュレーションがかかっていないピアノの原音を提供し、マイク信号をそれぞれ独立したチャンネルにルーティングできます。

THE MIDI.
本製品専用に制作されたMIDIコレクションを多数収録しています。これらのMIDIは、サウンドの可能性を探求する際の出発点として、また創作のインスピレーション源としてご活用いただけます。もちろん、『EZkeys 2』に搭載された多彩なMIDI編集機能を使えば、これらのアイデアをさらに発展させ、ご自身の楽曲にマッチさせることができます。
本ページに表示されているハードウェア製品名および社名は各社の商標および登録商標です。各社は、いかなる形でも承認または後援しておらず、この製品で使用するためのいかなる知的財産のライセンスも供与していません。
