2012年にリリースされた、初代『EZ KEYS – GRAND PIANO』から10年以上の時を経て、待望の『EZ KEYS 2』が誕生!『SUPERIOR DRUMMER 3』、『EZ DRUMMER 3』、『EZ BASS』といった製品に搭載される機能の数々を、ピアノ音源のために最適化され搭載。
これまでより、もっと“イージー”に制作が行えるようになったピアノ音源の登場です。
A BRAND NEW GRAND.
イタリア・サチーレにあるFazioli社※の工場から出荷される楽器は、最長で3年の歳月をかけて作られ、職人技とディテールに究極のこだわりが込められています。『EZ KEYS 2』で試奏した「F212」は、中型の楽器で、大型のコンサートグランドに比べると、ややソフトな音色を奏でます。
全体的にバランスの取れたレスポンスの良い音色で、轟くようなパンチから羽のような軽やかさまで、あらゆる表現が可能なダイナミックレンジを備えています。そのため、幅広い曲作りやレコーディングスタジオでの使用に最適な楽器です。
サウンドの特徴
- 丁寧に捉えた Fazioli* F212 グランドピアノ。
- スウェーデン、ストックホルムの「Riksmixningsverket Studio」でレコーディング。
- 約4GBに及ぶのマルチサンプリング・サウンドを収録。
- Neve* 8068 64ch コンソールを使用してレコーディング。
- ハンマーと弦にスポットマイクを使用して収録。
- オーバーヘッドと2つのセカンダリ・ルーム・アンビエンス。
- ハンマーリリースとペダルのノイズを調整可能。
- ペダル: Sustain、Una Corda(ソフトペダル)、Sostenuto。
- MIDIコントローラーのベロシティ・レスポンスを調整可能
THE MICS & THE ROOM.
『EZ KEYS 2』のコアライブラリのインストゥルメントをマイキングし、さまざまなプリセットで使用できる幅広いオプション、トーン、アンビエンスを提供します。
SPOT MICS.
Hammers: 打撃感と音色のインパクトを捉えるために、Thuresson*のCM402s大型ダイヤフラムマイクロフォンのステレオペアを、ハンマーメカニズムの真上に配置しました。これにより、楽器本来のボディを非常に自然かつ詳細に表現することができます。
Strings: ピアノの膨大なサスティーンとレゾナンスを捉えるために、Royer*のR-121リボンマイクのステレオペアを弦の上に配置しました。このマイクは、ハンマーのアタックに比べ、暖かくアンビエントなアタックを生み出しますが、若干発音が弱くなっています。
AMBIENCES.
Piano player (overhead): ピアノの前に座っているような自然な音色を再現するために、DeGeer* Manibusのラージダイヤフラム・チューブ・マイクロフォンを2本、奏者の肩の上に向けるように配置しました。このマイクロフォンは、透明度が高く、ピアノの自然な雰囲気をダイレクトに捉えることができるため、選ばれました。
Room ambience: AKG* C24 ステレオラージ・ダイヤフラム・マイクロフォンをピアノの横の高い位置に設置し、部屋の自然な残響を捉えます。クラシックピアノの録音でよく使われるマイクテクニックです。
Window reflection ambience: より狭い周波数帯域と、より遠くの雰囲気を捉えるために、Neumann*のKM84スモールダイアフラム・コンデンサーマイクをコントロールルームの窓に向けて設置し、硬い表面のガラスから跳ね返ってくる拡散を拾いました。スポットマイクと組み合わせることで、新たな奥行きを表現しています。