Umbrella Company “#24″はハードにドライブしたギターサウンドを徹底追及したディストーションペダルです。強力な電源回路から生成された信号で、フルスタックアンプを思わせる音圧感と、音速を超えるほどのスピーディなトーンを実現しました。
プレイのニュアンスによりブースト量が変化する、3モードのゲインレンジを搭載。エモーショナルな表現に完璧に追従する、新次元のプレイフィールを提供します。密度や重力を操るようなイコライジング、音の”圧”のみを制御するパラメーターなど、唯一無二のファンクションを満載しました。
群雄割拠な歪ペダル界で、ディストーションの黄金時代を取り戻す最終兵器です。
サウンドのアプローチ
ロックサウンドの王道を行く、エッジィで激しいディストーションサウンド。フルスタックアンプのような圧倒的な音圧感を追い求め、エレキギターの快感を呼び起こすようにデザインされています。
砂嵐のようなアグレッシブにハードクリップさせた歪みをメインに、オーバードライブさせたスイートな歪みの中高域を抽出。2つのルートの歪を最終段でミックスし #24のシグネイチャーサウンドが完成しました。
#24は分類はディストーションペダルですが、驚異的なサウンドバリエーションを持っています。特にボリューム操作やプレイニュアンスへの追従性は、ディストーションペダルとして誰も到達しなかった領域を目指しました。またプリアンプ的なエンハンスや、ブースターとしても驚きを持ってプレイしていただけることを約束します。
Channelスイッチ
真空管アンプヘッドのチャンネル切り替えを意識した、3モードのゲインレンジを搭載しています。CrunchとLeadチャンネルはNormalチャンネルのプリブーストセクションに入力信号の強さに応じてブースト量を可変させる”アクセルブースター”を追加し、ゲインレンジを変化させます。
歪み回路前段に、信号が入ればブースト量が加速的に増加し深い歪みに。入力がなければブーストが行われずゲインが下がり、わずかなプレイの隙間でも驚くほどのローノイズを実現。プレイの意図に完全に追従する新次元のキレと明瞭感を、動的なブースト量制御で実現しています。
● Normal(スイッチ中央)
クリーンサウンドをエンハンスするようなプリアンプ的設定からマイルドなブースト、ジャキっと弦に食らいつく芯のあるドライブトーン。メインの歪みに中高域のエッジ成分をミックスして、アンサンブルで埋もれない存在感のあるサウンドを実現しました。2つのルートで信号を加工することで、立体的な手触りを得られます。
● Crunch(スイッチ右)
プリブーストセクションにトレブルブーストを追加。ディープな歪みと芯の強さを兼ね備えつつも、低域が潰れすぎず明瞭なトーンを保ちます。Gainを絞ればライトな歪み感となり、複雑なコードプレイにも解像度をプラス。Density SWによる微細なサウンドの変化も楽しんでください。
● Lead(スイッチ左)
プリブーストセクションにフルレンジブーストを追加。ハードかつ全力で歪み、速さとスムーズさを兼ね備えるサウンド。脳を揺さぶるようなバッキングから、空間を切り裂くソロフレーズまで対応。深い歪みながら聴かせたい帯域をしっかり出すサウンド設計にこだわりました。
圧 Circuit (Xノブ)
Xノブは”音圧感”を調整します。ギターアンプ特有の周波数特性ギリギリのローエンドのみを狙ってブーストすることで、従来の単純な低音のイコライジングでは達成できなかった”音圧”のコントロールを可能にしました。大口径のスピーカーキャビネットが生み出す空気の震えや、うねりまでも再現しています。
Xを強調しパワーコードをかき鳴らせば、ぐねるようなサスティンに。低音弦のブリッジミュートでの刻みも重く、速く、ゾクゾクと響きます。単音引きでも一音ごとのピッキングが際立ち、ハイポジションでも軽さは感じさせません。一般的なBASSコントロールとは違い音色に直接作用しないため、「空気感」や「アトモスフィア」そのものを制御するパラメーターと言えます。ぜひ実際に弾いて体感してみてください。
なお圧が強すぎると感じる場合は内部トリマーで調整可能、物足りない場合はさらに上げる事も可能です。
Density セクション
Densityスイッチは音の密度を変化させ、多角的なキャラクターをサウンドに追加します。ブーストで歪ませた音の質感を調整し、コンプレッサー、ディエッサー的な処理を追加します。エンベロープ制御、エンファシス/デエンファシスなどで加工し、音の密度を高めてハリや艶っぽさを加えます。
■ OFF(スイッチ中央)
クリーンサウンドをエンハンスするようなプリアンプ的設定からマイルドなブースト、ジャキっと弦に食らいつく芯のあるドライブトーン。メインの歪みに中高域のエッジ成分をミックスして、アンサンブルで埋もれない存在感のあるサウンドを実現しました。2つのルートで信号を加工することで、立体的な手触りを得られます。
■ Density High-Mid (スイッチ右)
サウンド密度をHigh-Midへ凝縮し、一音ごとの分離と明瞭感を追求。各弦の分離がバキっとでる心地の良い響きで、譜割りが細かい複雑なフレーズもクリアに響きます。
■ Density Low-Mid (スイッチ左)
サウンドの密度をLow-Midへシフトし、太さと重心をプラス。適量以上に空気を入れたボールのような、パンパンのハリ感が強いレスポンスとなります。
電源回路について
回路動作の源である電源設計には絶縁型DC/DCコンバータを採用しました。これにより、入力された9Vは広い電圧レンジ、かつ プラス/マイナス12Vの2極性の良質な電源へと生まれ変わります。スピード感や音圧感を最大限に引き出し音質の核を固め基本性能をしっかりと底上げしています。